子どもがまだ小さかった頃に大好きだった絵本です。
幼稚園の劇でやったことも、大好きになった理由の一つ。
この絵本を読むと、その頃の思い出がよみがえってきて、とても懐かしい気持ちになるのです。
まずタイトルが素敵ですよね。
そしてお話もとってもいいです。
「どうぞ」、「おきのどく」、相手を思いやる優しい気持ちが溢れています。
ろばさんがお昼寝している間に、次々と違うものに変わっていくのも楽しさの一つです。でも、全く気付かず眠り続けるろばさん。
どんぐりが、いつの間にか栗になり、ろばさんの最後の一言も面白い。
事の一部始終を見ていた青い鳥さんに、是非とも感想を聞いてみたいです(笑)
うさぎさんの優しい気持ちから出来たいすに始まって、その優しさが次々と動物たちに伝わっていくようで、読みながら自然と笑顔になっていきます。
柿本幸造さんの挿絵も、とても温かくて優しくて柔らかくて・・・大好きです!
ちょうど今の季節にピッタリの秋色が美しい。秋の陽射しの明るさと暖かさが、絵本を通して伝わってきます。
いすの形も、ちゃんとうさぎさんのような耳としっぽがあるのが可愛いですよね(^^)
絵本を読みながら、優しさが伝わる。
納得のロングセラーですし、これらからも沢山の人に読み継がれて欲しい絵本です。