終盤からほっこり温かい涙が。最後は号泣でした。
あったかいファンタジー。全部つながってラストを迎えられるファンタジー。ファンタジーは、現実のつらいことを乗り越えるために借りられる最高の手段ということを理解して書かれた物語。
安心して読み終えることができました。
主人公が四十路のバツイチ、無職寸前。すごい設定。
児童文学の棚にあったけど、成人図書で良いのでは。。。^^;
内容も四十路が読んで深くじんわり感動できたかな。
これ、出てくる順番も考えられていたのかな。
はだかの王様→七ひきの子ヤギのオオカミ(オオカミといえばロボというのも作者の感性に似ていて読みやすい)→あまのじゃく(男の子)家族、なんだよね。きっと。
終盤への移行時の謎ときを、読者が考えられる余地をもっと持たせてと思ったが、単に不思議な出来事で成長公正していく話でないとわかって、あたたかな気持ちがジワ〜ッとわいてきた。
とにかくもう感動。うちにもこういう不思議がやってこないかな^^
こうして自分の中で物語を始められる。いいファンタジーですね。
甘いも酸いも知り尽くしたお年頃におすすめ。
娘も楽しみましたが、肝心の最後の、主人公の気持ちが持ち直していくところがわからなかったそう。
うん、上の年齢の方がじんとくるかも。