インドミニチュアール(細密画)の表紙絵に目がいきました。
タイトルを見ると、“さんすうのむかしばなし”というサブタイトルに、インド数学、“ゼロの概念”応用成立の国と想起し、手に取りました。
昔インドの地方(米作中心の地)の王様が、自らの治世に満足し独りよがりな政策をおこなっていました。
お米を作った人々の口に、ほとんどお米が入らない圧政です。
ある年に、深刻な飢饉が起こったのですが…。
読んでいて、数のからくりは解っていたつもりですが、絵にすると一粒のお米からこんなにたくさんになるのかと圧巻です。
両開きのパノラマノのページに息子は、「うわ〜〜〜〜〜。」でした。
最終ページには、増えていったお米の数が表になっていて、あらためてその数の大きさに驚きです。
『おそるべし、数のマジック!』という感想です。
大人も楽しめますし、高学年までの読み聞に使えそうです。
息子も、興味を示しましたので購入しました。
スリランカの風土を感じながら読めました。