もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)
「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本
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主人公トリシャがフォルカー先生に出会った5年生。 その5年生に学校で読み聞かせをしました。朝読書の時間だったので、あまり重いテーマの本はどうかな、とも思ったのですが、この本がもつメッセージをどうしても伝えたくてぶつけてみました。 5年生ともなるとちょっとスレた子とかは教室の後ろでごしょごしょしていて、聞いていない子もいたりするのですが、この本を読み進めるウチに、その手をとめ、真剣に聞き入ってくれました。 担任の先生にも途中から聞いてもらいましたが、できれば最初から聞いてもらいたかった…。 LDうんぬん、とか関係なしに、人間の葛藤、喜びがびんびんと伝わる本です。 自分が小学校のうちに出会いたかった本…。そしてフォルカー先生に出会いたかった!
投稿日:2009/12/17
この本に出会えたことにありがとう! 先生にありがとう! この本の作者にありがとう! こども達にありがとう! 両親にありがとう! 周りの人々に感謝したくなる、大切な人との出会いが人生を形づくってくれているということを教えてくれた一冊です。 大人もこどももすべての人に読んでほしい、そんな作品でした。
投稿日:2013/02/25
扉絵の女の子が本を小脇にはさんで、無邪気にはにかんでいる表情に温かいものを感じました。 主人公の女の子トリシャ5歳。 トリシャは、 読む、書く、計算の習得と使用に著しい困難を示す状態のLD(学習障害)でした。 小学校生活の中で、苦しみ彷徨するトリシャのつぶれてしまいそうなちいちゃな心。 読んでいてトリシャに気持ちを重ねていました。 ラッキーな出会いであったと思います。 フォルカー先生は、観察力・共感能力の高い実に繊細な心の持ち主ですね。 また、きちんとLDを認識し、根気強くトリシャに向き合っています。 文字が読めることの喜び。 トリシャの世界が、無限の可能性と共に広がっていくことを思わせるラスト前のページで、泣いてしまいました。 それにしても、トリシャという人物のベースには、あのおじいちゃんの儀式、おばあちゃんの詩的な星の話など、こよなくトリシャのパーソナリティ ーそのものをあるがままに受け入れ、愛してくれた家族の深い愛がしっかりと根付き育っていた事が解ります。 エンディングに驚き、二人の再会に感動しました。 息子は、このような障害を抱え悩んでいる子どもの存在を初めて知り、再読していました。 中・高学年のお話し会で、読んでみたいと思いました。
投稿日:2009/11/18
子どもの通っている学校で読み聞かせボランティアをしています。5年生の教科書でも紹介されているので毎年5年生にはこの本を紹介しています。この本と出会うまで私は仕事柄学習障害の子どもたちのことが気になっていましたが、子どもたちにどのように伝えればよいか悩んでいました。高学年になると子どもたちの間でもどこか自分たちとは違うことに気付き、この本のようにからかっている様子や話を聞いて胸を痛めていました。この本は読み聞かせグループの先輩から教えてもらいました。5年生の息子の学年にも学習障害の子どもさんがいて、3年生の時に息子に質問された時にこの本を自宅で読み聞かせをしました。読み終わると息子は「○○も同じなんだね」と私に聞きました。(症状は少し違いますが)それから息子はそのお子さんがからかわれているとさりげなく助けていたようです。なかなか学習障害のことは子どもに聞かれてもどのように話してよいかわかりませんでしたが、この本と出会い、よみきかせをしていくうちに少しずつですが、子どもたちの中には理解を示してくれる子もいるようです。私はよみきかせを始める前に必ず「今から読む本は本当のお話です。しっかり聞いてくださいね」と言ってから読んでいます。そうすることで子どもたちも興味を示してくれるからです。
投稿日:2013/03/09
絵本の中に、こんなにも愛のこもった言葉が ちりばめられているなんて!素敵です☆ 覚えておきたい言葉がたくさんあります。 それとは正反対の、友達を傷つける、とげとげの言葉も たくさん出てきます。 息子は「エリック最低!」と 吐き捨てるように言っていました。 エリックの言動はとても、リアルだと思います。 リアルだからこそ、 今トリシャの立場に近い子、今エリックの立場に近い子 どちらにも響くのではないかと思います。 内容もさることながら、絵もとても迫ってきます。 この本に出会えてよかったです。
投稿日:2011/02/28
大好きな本です。 学習障害という重いテーマを扱っていますが、読後感はさわやかです。 子供の嫌いな説教調でもありません。 著者自らの体験であるという点も大きいのかもしれません。 五年生のクラスで読み聞かせをしました。 特にトリシャがエリックにいじめられるところ、最後に障害を克服していくところでは静まり返って、食い入るように聞いてくれました。外国の話ではありますが、教室の場面が多く、通じるものがあるのだと思います。 派手さや笑いの要素の無い本は、ともすれば子供自らが手に取る機会が少ないかもしれませんが、このような良い本を多くの人にに知ってもらえたらと思います。
投稿日:2009/03/05
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