6年生の読み聞かせで
「おーい でてこーい」の方のみ使用しました。
星新一さんの作品は、私が小学校の頃
国語の教科書に載っていて、世にも奇妙な物語的な
終わりが印象的で
ぜひ現代の6年生にも読んでもらいたくて選びました。
「おーい でてこーい」のラストはゆっくりと。
感想は言わず、「はーっ!」とちょっと息を飲む感じで終わりました。
ハラハラを共有できて、有意義な時間でした。
そして、「鏡のなかの犬」も気になりますね!
続きは、ぜひ皆さんで読んでみてください。
と付け加え、
「おーい でてこーい」の少し怖い終わりも緩和されたと思います。
本を片付けながら、
この原作は今から約60年前に書かれたこと、
それが現代でも通じるという星新一さんの創作の凄さに少し触れました。
現代の日本も、捨てる事、面倒な事は後回し、
原発で汚染された土の処分に困るとか、
もし、この「穴」があれば、たくさんの物を捨てたでしょう。
読み聞かせの後、
担任の先生からも、「今、ちょうど社会の学習に通じて、良かった」と
感想をいただきました。
読書への興味、これからの日本社会、どちらの面からも
子どもたちに訴えられる、伝えられる、1冊だと思います。