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戦火を逃れ、着の身着のままで見知らぬ地で暮らす親子三人。 貧しく、食料も乏しい毎日。 ある日、お父さんはわずかばかりのお金を持ってパンを買いに行く。 夕方、帰ってきたお父さんはパンではなく一枚の大きな地図を買ってきた。 お腹を空かせたお母さんとぼくは、がっかりした。 なぜ、地図なのだろう? しかし、この地図を部屋の壁に貼ると・・・ 何の希望もない日々を送っていたぼくの目の前に、たくさんの色が。 そして、想像の世界が広がったのです。 ひとかけらののパンで、どれだけ空腹が満たされるでしょう。 どのくらいの活力になるでしょう。 おとうさんの地図は、ぼくに想像の世界を与え、想像は希望となりました。 そして、希望は生きる力となりました。 おとうさんは、人間にとって大切なことが何なのか、知っていたのです。 そしてぼくに与え、教えてくれました。 どんな状況にあっても、大切なものを見失わずにいる。 そんな人間でありたい。 心に残る絵本です。
投稿日:2009/08/21
人は、食べ物だけがあれば生きていけるのではない。 心に希望がなければ、生きていけない。 どんなに厳しい状況でも、希望を持って生きることの大切さを教えてくれる絵本。 希望を持つためには、その元となる力が必要。 なけなしのお金で地図を買ったお父さんは、その力をよく知っていた本物の知恵を持った人だと思いました。
投稿日:2017/10/12
「おとうさんのちず」というタイトル。 自伝的な絵本だけにとても気になりました。 そして、原題「How I Learned Geography(僕はどうして地理を学んだか)」を見て分判りました。 お父さんの買ってきてくれた地図が、シュルヴィッツさんの原点だったのです。 戦争で家を追われカザフスタンで生活していたとき、食べるものを買いに出かけたおとうさんが、食べ物の代わりに買ってきた地図。 とてもすごいと思いました。 自分だったらどうするだろう。 地図を買って帰ったら、家族はどうするだろう。 シュルヴィッツさんも、そのまま受け入れることはなかったけど、地図を見ているうちに思いが変わっていったのでした。 でも、これだけの想像力、世界への関心。これは、おとうさんの力だと思います。 お父さんは地図を買ってきただけではなく、いろんなことを教えてくれたのです。 少年時代の思い出が、今の自分を支えているのはとても素晴らしいことです。 絵本の最後に書かれている、著者の自分史。 10歳の時に描いたという地図。これは、10歳にしてそう簡単に書けるものではなく、しっかりと自分の中に地図ができているということです。 13歳の時に書いたという、トルキスタンの中央市場を思い出して書いたという絵。これは、絵本の中にしっかり組み込まれています。しかも、「とこ屋」「きっさ店」のロシア語もしっかり刻まれて。 自分って、少年時代にしっかりと培われているのですね。
投稿日:2009/09/15
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