「くろねこ・ふうたシリーズ(1) ふうたさかなつり 」 大人が読んだ みんなの声

全ページためし読みで読みました。
ふうたが釣り上げたおさかな、う〜ん、満足！って顔ですね。
ちょこっと、ページの端っこにのぞいたいたちくんのかお。
少しづつ、じりじりとふうたに近寄ってきて。
ぜったいあげたくないけど、すごすごと戻って行くイタチくんを見たらやっぱりね、かわいそうになっちゃうよね。
おともだちが増えましたね。

図書館で借りて読んでみました。

さかなつりにでかけたふうたと、つれた魚がほしいいたちくんのささやかな交流を通し、お互いを思いやる事の大切さが分かる絵本でした。
文字も少なく、読みやすいので、２歳の息子でも楽しめそうです。

シンプルな絵だけどインパクトのある絵。大好きな魚釣りで魚を釣ったふうたの前にいたちが現れて…
じっと見つめるいたちくんにふうたは魚ほしいのかな…でもあげない！と言います。保育士の私からすると、こうゆうやりとり、よく見るなぁ（笑）ふたりの心の中が見えるようで思わずクスッと笑ってしまいます。
思いやりの心ってステキですね。

全ページ立ち読みで読まさせてもらいました。

色遣いや、いたちくんの登場の仕方、いたちくんと
ふうたとのやりとりを目で追う木のてっぺんにいる鳥さんの
動きなど、洗練されているなあって思いながら読みました。
いたちくんが、さかなをもらったお礼に、翌日お花を一輪
持ってくるところなどもとってもおしゃれだったし。
この絵本に触れて育ったならば、「お友達にやさしくしようね」
っていうことだけでなくて、渋い色遣いのお洋服を好むように
なったりとか、誰かにお花をプレゼントするようになったりとか
する大人になるのかもしれないな・・などと思ってしまいました。

魚をもらいたい いたちくんが、
ふうたに近づいて行く姿がなんとも可愛らしいです。

ぜったいあげない、
と言われて、すごすごと帰ろうとする様子に、なんだか哀愁を感じます…。
見えるのは、しっぽだけですが
しっぽだけでも気持ちが 充分に伝わってくるところがすごい！

そんないたちくんに、ふうたは…。

自分が頑張ってつった魚をあげるのは、
相当の迷いがあったと思います。
だからこそ、渡し方がぶっきらぼうでしたが
相手が喜ぶ事をすると、自分にも返ってくるのですね。

シンプルな絵本ですが、
それゆえに登場人物たちの気持ちがとても分かりやすいです。
木の上の、鳥の表情にも注目です。

ふうたくんがさかなつりをしています。
つれた、つれたと喜んでいたら、いたち君がみています。
「あげないよ。」と言っていましたが、ふうた君は、とっても優しいね。
はっきりした絵、色鮮やかなさかなの絵は、小さな子どもたちの眼に優しく映るはずです。いたち君と一緒に魚釣りを始めましたが、大きな魚が釣れるといいなあ。

　白地にくっきりと描かれたくろねこのふうたくん。表紙の姿勢よく立っている姿がかっこよくて可愛いです。そしてどのページも、みんなの表情がなんとも良いですね！

　自分の気持ちだけでなく、他者の気持ちも考えることができたふうたくん。ものすごい成長の一場面です。でも、心は揺れています。だって、自分だって、本当は、おさかな、ほしいんだもん・・・。

　短い絵本のストーリーの中で、幼い子どもの心の揺れや、他者と関わることで生まれてくる豊かさのようなものがうまく描かれているなぁーと思いました。

このシリーズ初めて読みました。
やさしいお顔が愛らしい、くろねこのふうたくんが主人公です。

釣りが大好きなふうたくんが、釣ったお魚をいたちくんに譲ってあげるというお話なんですが…

少し機嫌が悪いような拗ねたような態度のふうたくんが、とっても愛しく感じました。
子どもにも、言葉でなくて態度で見てあげなきゃいけない子っているなぁと、改めて思いました。

次の日、ふうたくんといたちくんが一緒にさかなつりをしている姿が微笑ましいですね！
いたちくんに教えてあげたりしてるのかな？

並んだ背中が、なんだか笑っているように見えました。

みじかくて、分かりやすいお話なので、小さな子むけですね。
とってもほのぼの〜としています。
釣った魚を欲しそうにじっと見つめるいたち君。本当はあげたくないけれど、「しょうがないなー」と魚をあげてしまいます。
でも、次の日から一緒にお魚釣り♪ひとりよりずっと楽しい釣りになったでしょうねー。

くろねこ・ふうたシリーズの1冊目　ふうたさかなつり☆

「さかながつれたよ、わーい」なお話かなと思ったら
それだけではない！！

大事におさかな抱えてるふうたくん
「ぜーったいあげない」

分かるよ。その気持ち。
せっかくつったんだもん、大事だもんね。

でも、優しいふうたくん
「しょうがないな」っていたちくんにあげちゃう。

日常のちょっとしたことだけど
小さい子にとってはこの譲り合い、優しさは大きなこと。

ふうたくんの優しさが、綺麗なお花になって返ってきました。

優しくしてあげたら、幸せな気持ちになって
また、自分にもいいことがあるんだよ。
自分ばっかりがよけりゃいいんじゃないんだよと
娘に諭してあげるのにぴったりな絵本です。

でもって、あげないときのぷんとした表情が
娘に似てて、あぁ可愛いと思っちゃいました。
シンプルだけど、表情豊かで穏やかな気持ちになれる絵本です。
続きのシリーズもぜひ読んでみよう！