パッと表紙絵を見たとき、この作品はアメリカの絵本だと思っちゃいましたが、よく見たら日本人の作家の作品で、ちょっとびっくりしました。
作品の世界観とか、子どもの描き方とかがとてもアメリカ的なイメージがします。
設定や物語の流れは読みやすくていいなと思いました。
絵もはっきりしていて、遠目は効くともいます。
ただ、もしこの作品を小学校などで読み聞かせに使うのには、ちょっと使いづらそうです。
なぜかというと、文章の字が白だから。
これって、教室などに光にはものすごく反射して読みにくくなるんですよ〜。なので、個人的には出来れば白字の作品は読み聞かせでは避けたいですね。
あと、面白いのが、最後の最後に「すべてのページになぞのマスコットまいごりらがかくれてるよ」というクイズメッセージが載っているところ。気になってつい、もう一度読み直したくなります。
そして、「ここには描かれてないんじゃないの〜?」と思わせつつ、色々な仕掛けを作って“まいごりら”が描かれていたのが一番印象的で面白かったです。