鶴見俊輔さんの生きてきた時代
日本人ですが アメリカに16歳から19歳まで過ごし 大学で学んでいました
大学に入って3年目に戦争が始まりました。
日本とアメリカはじめ連合国との戦争です
もちろん日本人の鶴見さんはとらえられました。 そして、彼は 日本に戻ることを選択したのです
日本に戻ると、海軍に入り戦争 胸部カリエスという病気にかかり
陸軍病院で手術を受けるのです(いろんな戦争体験があったのですね)
1945年日本は敗戦します。
1945年8月6日・8月9日 原爆が広島と長崎に投下されました
鶴見さんは 「私はアメリカ人を憎む事はできない」と語っています
私は日本人の中の外人と語ってもいます
複雑な思いがあったのでしょうね(アメリカの友人もいましたから)
地球の人口は72億人・日本人は1億2000万人です地球上の人間全体の中で、日本人にとっては、外人の方が多い。 日本人は、外人にかこまれて、この世界で暮らしているのに、日本人本位に考えるのでは、私たちは地球上に住みにくくなります。
そう語っています
私は、鶴見さんのこの本を読んで じっくりと 考えてみますと
なるほどと思います
地球上には多くの人間が 生きています
戦争せずに生きていけたら うれしいです
戦争はしたくないです これが私の願いです
(1995年7月1日発行 たくさんのふしぎ傑作集)
佐々木マキさんの絵 なかなか うまく描かれています