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ボタンちゃん」 大人が読んだ みんなの声

ボタンちゃん 作:小川洋子
絵:岡田 千晶
出版社:PHP研究所 PHP研究所の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2015年11月11日
ISBN:9784569785011
評価スコア 4.58
評価ランキング 5,540
みんなの声 総数 25
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  • 嬉しいけど切ない

    アンナちゃんのブラウスについたボタンちゃん。
    ある日、ボタンちゃんは取れてしまって、部屋の隅に転がっていきます。
    そこで出会った、アンナちゃんのガラガラ、前掛け、ぬいぐるみたち。
    子どもが成長していくにつれ、使っていたものが使わなくなり、ゴミになったり、思い出箱に仕舞われていきます。
    子どもの成長が嬉しい反面、使わなくなったものを見ると、切なくなります。
    そんな気持ちを感じさせる絵本でした。

    投稿日:2024/11/27

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  • 丸いお顔のボタンちゃん

    小説家、小川洋子さんの作品ということで、興味を持ちました。
    アンナちゃんのお気に入りのブラウスの、一番上にとまっている丸いお顔のボタンちゃん。
    いつもはボタンホールちゃんと一緒ですが、あるとき、糸が切れてボタンがとれ、コロコロとおもちゃ箱の裏側に転がっていきます。
    するとそこで、もうあんなちゃんに遊ばれなくなったガラガラやよだれかけ、ホッキョクグマのぬいぐるみに出会って……。
    娘たちが小さい頃に身につけていたものや遊んでいたもののことを思い出しました。
    岡田千晶さんのイラストが温かくてジーンとします。

    投稿日:2023/03/08

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  • 子どもは成長してゆく

    この絵本の主人公は、ボタンちゃんです。
    アンナちゃんがお出かけの時だけに着るブラウスの一番上に留められている、丸い顔のボタンです。
    ボタンちゃんの一番の友だちは、ボタンホールちゃんです。
    恥ずかしがり屋の彼女ですが、ボタンちゃんをしっかりと留めています。
    そんなある日、何かのひょうしに糸が切れて、ボタンちゃんがブラウスからとれてしまいました。
    ころころと転がってゆくボタンちゃん。
    ボタンホールちゃんは泣きそうな顔をしていたけれど、ボタンちゃんは楽しんでいます。

    まず最初に行ったのは、おもちゃ箱の裏側です。そこには泣いているガラガラがいました。
    ガラガラは、赤ちゃんだったアンナちゃんを笑わせていたおもちゃですが忘れられてしまい、それが悲しいと泣いているのです。
    ボタンちゃんはアンナちゃんが大きくなったことを伝えて、なぐさめます。
    それからもボタンちゃんは、アンナちゃんに忘れられて泣いているおもちゃたちをなぐさめてゆきます。

    ボタンちゃんはアンナちゃんが大きくなってから出会ったから、子どもは成長してゆくということを、よく分かっているのです。
    そして、自分もやがて忘れられてしまうことも、分かっているのでしょう。

    しばらくののち、ボタンちゃんはボタンホールちゃんとともに、おもちゃたちと再会します。
    そのとき、泣いていたおもちゃたちは笑っているでしょうか?

    笑っていると良いですね。

    小学校低学年くらいのお子さんにお勧めです。

    投稿日:2020/07/31

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  • 愛おしい物語

    なんて綺麗で、切なくて、愛おしい物語なんでしょう。
    書店で手に取り、思わず目が潤んでしまいました。
    優しく語りかけるような文章と
    心を包んでくれるようなイラストが
    毎日の忙しさで硬くなってしまった気持ちを
    ふんわりと解いてくれました。
    女の子が幼い頃に愛用していたものたちとボタンちゃんが出会う場面は
    それぞれに感情移入してしまいました。
    大人におすすめしたい絵本です。

    投稿日:2017/12/06

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  • 思い出の箱の中 大切ですね

    ボタンの目線で描かれています。
    人の思い出は大切だなあと思えました
    ブラウスからおちたボタンちゃんはボタンホールちゃんが好きなんです
    でも・・・・
    コロコロころがって  子ども部屋の裏側にころがったんです
    そこで見た物は アンナちゃんの赤ちゃんの時の思い出のガラガラが
    そして今度は よだれかけが  ぬいぐるみのくまさんも みんなみんな アンナちゃんの赤ちゃんの時の思い出の物ばかりだったのです

    なんだか うちの屋根裏部屋にも子どもや 自分の思い出がつまっているように思えました

    お母さんはちゃんときれいにして 思い出の缶の中に入れてくれました

    だれにでもある、思い出 そこにはいろんな思い出がつまっているのですね
    ボタンちゃんから教えられましたよ

    投稿日:2016/09/24

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  • 大切にしたい

    じーんとあたたかい気持ちになります。あらためて、自分の使っているものに目をやれば、子どものころから、ずーっと一緒にいてくれるものもあり、ありがたく愛おしいなあと。もちろん、使わなくなって、存在さえ思い出せないものも沢山ありますが、せめて、今、使っているものは大切にせねばと、この絵本のおかげでそう強く思いました。
    物語にぴったりの、ノスタルジックな絵が素敵です。特に、メロンソーダには目をうばわれました(笑)

    投稿日:2016/08/04

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  • かけがえのない日々とともに

    • ムッチさん
    • 60代
    • その他の方
    • 東京都

    私には、二人の成人した男の子どもがいます。二人が生まれてからの毎日は必至だったけれど、かけがえのない私の宝物の時間でした。
    手作りの身につけるものやぬいぐるみとともに、子どもたちは大きくなって行きました。二人の成長を支えたもののほとんどは今も、思い出の引き出しやケースに大切にしまってあります。この本を読んで、時の流れに任せて忘れていたそれらのものを再びこの手にのせてみました。一緒に子どもたちを育ててくれたことに感謝の思いがあふれます。
    心をいやす絵本に出会えて幸せでした。

    投稿日:2016/07/18

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  • 忘れ物してないか

     この絵本の作者小川洋子さんは、もちろんあの『博士の愛した数式』や『妊娠カレンダー』を書いた芥川賞作家の、小川洋子さんその人です。
     さすがに言葉を紡ぐことを職業にする人だけあって、なんとも言葉が美しい。
     それに物語の構成がやはりうまい。

     主人公はタイトルとおり、「ボタン」。洋服についているあれです。
     女性ならではの視点です。ボタンを集める趣味の人がいるぐらいですから、女性にとっては大事な小物です。男性にはなかなか思いつかない。
     では、ボタンちゃんのなかよしってわかります?
     これも男性には思いつかないかもしれません。
     答えは、ボタンホール。
     ボタンちゃんが丸いお顔なら、ボタンホールちゃんはほっそり顔。それに恥ずかしがり屋。こういう視点も女性ならでは。
     しかも、ボタンがかわいいのはボタンホールのおかげというのもいい。

     ところが、ある日、そのボタンちゃんのとめていた糸が切れてしまうのです。
     ボタンちゃんはコロコロ転がっていきます。
     普通であれば仲のいいボタンホールちゃんと離ればなれになってしまうのですから、ボタンちゃんはめそめそ泣いてしまいそうですが、小川洋子さんはボタンちゃんにちょっとちがった世界を冒険させるのです。
     それは部屋のいろんな隙間に忘れられた思い出の品。
     ガラガラであったりよだれかけであったり、子熊のぬいぐるみであったり。
     ボタンちゃんの主人アンナちゃんがうんと小さい時に手にしたり身につけていたりしたものです。
     昔はあんなに仲がよかったのに、今ではすっかり忘れられてしまった小物。

     この物語の最後には主人公のボタンちゃんも、そういう小物になってしまいます。
     だって、アンナちゃんが大きくなれば、いくらお気に入りのボタンがついていても、着れませんものね。
     この絵本はそういうふうにいつかさようならをする小物たちへの愛を描いた物語といえます。
     読み終わったあと、そういえば何か大切なものを忘れていないか気になりました。
     思い出せたらいいな。

    投稿日:2016/05/29

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  • 大切な思い出たち

    子どもはすっかり大きくなってしまったけれど、確かに赤ん坊の頃からの思い出の品があります。
    何だか懐かしく思い出させるお話です。
    岡田さんの絵がとても優しくて、大切なものを柔らかく包んでいるように思いました。
    わが家では時おり、息子が大好きだったオルゴールつきの人形が顔を出します。
    しまってあるものだけではなく、さりげなく飾ってあるものも良いですね。

    投稿日:2016/02/29

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  • 主人公の成長とともに……

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子20歳、女の子15歳

    服からとれたボタンが冒険する話は、いくつかありますが、
    他の作品と大きく違うところは、一度は大好きなアンナちゃんの(服の)元に帰れたものの、
    その後、アンナちゃんの成長とともに“思い出の箱”に入れられ、その他の思い出の品たちと、持ち主であったアンナちゃんの今後の幸せを祈っている。という終わり方には、今までにないタイプだな〜と、思いました。

    絵を担当された岡田千晶さんは柔らかいやさしいタッチで、1場面1場面丁寧に描いてくれていました。
    個人的にはこの方の描く<シロクマ>さんは好きです。特にアンナちゃんとメリーゴーランドにのっているシーンはとっても良かったです。

    投稿日:2016/02/20

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