新装版 ゆきがやんだら(Gakken)
一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし
あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)
ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?
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なんか、このお話ずいぶん昔に読んだことがあるような、そんな記憶ですが、改めて読み直してみると、いわむらさんの作品だな〜って、思いました。 ちょっと、雰囲気的には、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」っぽいです。 最終列車で寝過してしまった青年が、夜中森の中を走る列車の中で、動物たちの人間への批判を聞く。という内容なのですが、絵本のつくりが少し変わっていて、まず、絵だけのページがあり、ページをめくると次のページは真っ黒な紙に白い字で前のページの絵の部分の文章が載っています。 紙芝居とは少し違うのですが、これはこれで、絵にも文章にも引き込まれました。 読み聞かせに使うとしたら、主人公が青年なので高学年くらいからのほうがいいかな、という気がします。
投稿日:2008/05/19
電車好きの4歳の息子に良いかも、と思い手に取ったこちらの絵本。開いてビックリ!見開きいっぱいに文字がビッシリ。次のページを開くと、今度は見開きいっぱいに絵が描かれている、といった具合に、文字・絵・文字・絵の順に進んでいきます。長めのお話でも飽きずに聞けるようになってきたとはいえ、絵のないページを延々と読み聴かせるのは難しいと思い、私一人で読みました。 ほのぼのした「14ひきのねずみ」シリーズとは違い、少し寂しくて、ドキドキして、ちょっぴり怖いようなお話でした。子供にはドキドキのストーリー、大人には人間の身勝手さを訴えてくる少し耳の痛いお話かなと思います。
投稿日:2015/11/21
図書館で大人にお勧めの絵本とのことで、紹介してありました 列車好きの私としては読んでみないことには話が始まらないと早速借りてきました いわむらさんの見なれたイラストが、動物の細かい表情も描いていて、見る者に余韻が残るようです お話は確かに大人向けかな・・と感じる個所もありますが、子供が読んでも自然が破壊されつつある危機感などが伝わると思います ゆっくりゆっくり汽車に揺られるようにお話が進んでいく心地よさと、人間であることに違和感を覚える感触もありました 読み終えた後に小さい旅をしてきたかのような、癒しも感じます ぜひ読んでみてください
投稿日:2010/11/16
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