どんぐりむらには、「どんぐりこうむてん」があって、大工さんがいます。大工さんは、どんぐりの種類の中でも、「ならかしわ」のどんぐりさんで、とても体格が良くて頼りになりそう。実際、腕が良くて、仕事が早い。そして優しいのでみんなに頼りにされています。
さらに「ステキ♪」と思ったのは、仕事に楽しい工夫があること。遊具の登り板にしかけをして、いろんな色・形の光の影が地面にうつるようにしてくれました。大工さんは大工の仕事が大好きなんだなぁ〜と伝わってきました。
そして、その大工さんが作ってくれた「みんなのおうち」は、みんなが集まる広場的な、集会所的な「おうち」です。美味しいそうなにおいにつられて集まってきた子どもたち。その子どもたちと一緒に集まってきたお母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃん。いろんなお店屋さん・・・。とっても賑やかで楽しそう。そして、狭くなった「みんなのおうち」は、増築してますます賑やかになっていきました。
みんなが集って、まちが活性化するってこういうことだなぁ、楽しいなぁと、なんだかわくわくしてきました。「活性化」に取り組んでいる小さな町や、商店街の担当者の方にも 手に取っていただきたい絵本だと思いました。