おでんを温泉に見立てたストーリーに、早口言葉をプラス。
温泉情緒も感じられるのもいいですね。
ほら、表紙の絵から、ほっこりぬくもりを感じますねえ。
おでんの具材が温泉に入るという発想が愉快です。
作者が東京出身なので、ちくわぶなど、関東炊きっぽいのが印象的でした。
定番の早口言葉をアレンジしたようなものがあるのもご愛嬌。
でも、温泉で繰り広げられる光景とマッチしていて、さすがです。
籐かごを備えた脱衣場、岩風呂、サウナ、エステ、マッサージ機に、温泉卓球、
裏表紙では、風呂上がりのコーヒー牛乳。
背中洗いや、子ども同士のけんかの仲裁など、人情もたっぷりです。
まさしく、「こんにゃく こんよく ろうにゃくなんにょ」です。
飯野さん描く迫力の表情も絶妙です。
早口言葉ということで、読み手も練習が必要ですが、
まさしく滑舌練習、スキルアップによさそうですね。
小学生くらいから、盛り上がりそうです。