「万次郎さんとおにぎり」 大人が読んだ みんなの声

北村人さんのちょっととぼけた雰囲気のおしゃれなイラストが大好きなので、こちらも読みたいと思いました。
自分の田んぼでできたお米を使って、万次郎さんはおにぎりを１０こ作ります。
のりを巻いていたら１つ分ののりが足りず、散らばったのりがくっついたのが表紙のおにぎりです。
そのかわいらしい姿にほっこりしました。
なんだか見ているとお腹が空いてくる絵本です。

まるで昔話のような佇まいのオーラを感じます。
作者の出身地の四国の方言で語られているそうですね。
万次郎さん、豊作でできたお米で、おにぎりを作ったのですが、
のりを探しているうちにおにぎりが逃げてしまうお話。
古今東西によく似た昔話があるので、それがベースかと思いきや、
何とも素敵な展開に。
おてんとうさまにお礼を述べるおにぎりたち。
もちろん、万次郎さんも。
この心、しっかりと受け止めたいものです。
幼稚園児くらいから、食育としても。

万次郎さんの田んぼに　稲が実り　　米が沢山とれました

万次郎さんはご飯を炊いて　おにぎりを作りました

おおきなおにぎり１０個　海苔まいてね
　
おにぎりたちはね　なんと　田んぼまで　やってきて「おてんとうさま　　ごらんくだされ　このはれすがた　わしら　うんまい　おにぎりになりましたぞぉい」

なんと律儀な　　おてんとうさまに　お礼を言いに来たなんて
なんだか　じーんときて　泣けますね・・・・

万次郎さんも　満面の笑みで　「うんまい　おにぎり　ありがとうございます」　笑顔えがおの　万次郎さん
　
おてんとうさまに　感謝の言葉をかけている
万次郎さん　　感動します

こんふうに　お米を作る農家の人は　感謝しているんだなあ〜

なかなか　良い絵本です！
素直に読んであげたい絵本です

万次郎さんから逃げ出したおにぎり１０個ですが、おにぎりたちが、おにぎりになれたことが嬉しくておてんとうさまに感謝して、お礼を言っているのが、とてもいいなあと思いました。１０個のおにぎりが、おいしいおにぎりになった晴れ姿を見せにきたのは、なんだか読んでいても微笑ましかったです。おにぎりは、やっぱり食べたくなりました（笑）

お米が豊作だった万次郎さんが
作ったおいしそうなおにぎりが
ころころ逃げ出してどこへ行くかと思ったら・・・
よくある食べ物逃げ出し系のお話とは違う
読後感を楽しめました。
これから寒くなる時期に、
お日様のありがたさに、しみじみと
思いをめぐらすことのできる絵本でした。
明日の運動会も、おてんとうさま、
どうか晴れにしてくださいね！お願いします。