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せんそうがやってきた日」 大人が読んだ みんなの声

せんそうがやってきた日 作:ニコラ・デイビス
絵:レベッカ・コッブ
訳:長友 恵子
出版社:鈴木出版 鈴木出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2020年07月06日
ISBN:9784790254072
評価スコア 4.65
評価ランキング 3,127
みんなの声 総数 25
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  • 孤児のお話

    戦争がやってきて、孤児になってしまい、難民となって
    行き場所どころか、いていい場所さえない状態・・。

    戦争による難民ってこういうことなのか・・と
    改めて気づかされます。

    戦争で心身ともに一番傷つくのは
    子供や心身が不自由な人といった
    社会的弱者なのだと思います。
    ただ
    みんながその日その日を生きるのが精いっぱいな時に
    なかなかほかの人にまで手を差し伸べることは勇気がいります。
    十分なことができず、かえってかわいそうなことになってしまうかも・・と。

    国家間の紛争のけりを
    「戦争」でつけようというのは
    賢い方法ではないのだということを
    そろそろわかってもいいくらいの歴史は経てきましたよね。
    と、言いたいです。

    投稿日:2020/10/26

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  • 希望のあるラスト

    穏やかな日々を送っていた一般人に、子供達にやってきた戦争。私達は戦争を経験してないけれど、今、まさに戦争によって多くを失った人々がいることを忘れてはいけないと思いました。
    孤独になり居場所もない子供に希望を与えたのは子供達というラスト。明るい将来を垣間見る事ができるラストである事に安堵したけれど、色んな考えが頭をよぎって涙してしまいました。

    投稿日:2020/10/27

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  • 戦争について、という重いテーマの本なので、子どもと読まずに1人で読みました。

    戦争によって全てを奪われた女の子が主人公です。
    当たり前の日常が一瞬にしてなくなる戦争。戦争が人から奪うのは、そこにあった日常と、そしてそこに住む人々の未来なのだと感じました。亡くなった方は、生きるはずだった未来。生き延びた人も、生きるはずだった未来。

    戦争を起こしたのも人間ですが、共に手を取り生きていくのも人間。新しい未来を築いていく希望が芽生えての終わりで救われました。

    お話としては怖がる子も多そうなので、小学生以降が良いと思いました。

    投稿日:2020/10/24

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  • こどものうちからふれておきたい。一緒に社会問題を考える機会を

    • もけこさん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子15歳、男の子11歳、男の子1歳

    戦争を昔のことまたは、遠い国で起こっていることのように感じていました。
    この本を読んだ今も決して身近に感じているとは言えません。
    でも、なにか心を動かされたのは、こどもの目線で描かれている、そしてそのこどもの生活感、危機感がささったのかもしれません。
    今の日本が戦争に関わっている実感はありませんでした。
    でも、そんなことはないんだと改めて怖くなりました。
    知らない、知ろうとしてないだけでした。
    戦争以外にもあるたくさんの問題。
    私は何をするか。
    おとなも考えるきっかけになる本です。
    難しい問題ですが、こどもと話をするのにとてもよいきっかけを作る本だと思います。

    投稿日:2020/10/22

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  • 心にとめ考えを深めるために…

    • みいのさん
    • 60代
    • その他の方
    • 東京都

    日本が難民をほとんど受け入れていないこともあり、難民問題について考える機会は少ないと思います。
    あとがきの難民の半数以上が子どもであるという記述に心が痛みました。
    以前我が子に難民について質問され、簡単に一言で伝えてしまったことがありました。
    きちんと心にとめ考えを深めてもらうために、絵本の力を借りる方法があると感じました。

    投稿日:2020/10/23

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  • 希望のいす

    やさしい家族がいて、楽しく学校に通っていた毎日。とつぜんすべてかわりはててしまう、、。女の子は一人ぼっちで、どんなに不安で心ぼそほかったことか。やっとたどりついた町の学校で、追い払われたときの絶望感がつたわってきます。淡々とした文章に、胸がいたみました。でも最後、たくさんの椅子に、かすかな希望が見えてきました。世界中の家族が、子どもが幸せな日々をすごせますよう、、

    投稿日:2020/10/22

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  • 戦災に追われた難民孤児

    イギリス政府が3000人の難民孤児の受け入れを拒否したことを憂えて、書き記した詩を絵本にしたことを重く受け止めました。
    戦争で家族も生活を失った子どもたちの事を考えると、戦争の悲惨さを理解し、子どもたちの救済を強く望まずにいられません。
    どうして戦争になるのでしょうか。どうして子どもたちに絶望を強いるのでしょうか。
    子どもたち同士の中から救いの手が出されたことを、象徴的に痛感しました。
    重いけれど、しっかりと受け止めたい絵本です。

    投稿日:2020/10/23

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  • 読ませるタイミングが大事

    タイトルを見て、まずは大人である自分のために読みました。そして私には難民、という概念自体が全く頭の中に無く、実感のないものだということが分かりました。
    戦争、は辛うじて何となく、想像できる。
    ここは敗戦国であるし、身近に被爆者の話を聞いてきた最後の世代なので。

    この絵本から、感じ取るのはただただ戦争という悪夢が、逃げても逃げても追いかけてくるということ。
    立場に関係なく、すべての人の心をむしばんでいくということ。
    それはいづれ子供が持つべき希望も損なわれていくということ。

    この作品を、自分の子供に読ませるにはタイミングが大事だと思いました。早すぎるとただの悪夢としか映らず、嫌悪するものになりそう。小学校で、戦争について学ぶ時期が読むべき時なのかなと思います。

    そして、私の素朴な疑問。
    難民に目を向けることはとても大事だし、人道的だと思います。
    でも先の大戦時、仮に戦災孤児である日本人の子供が他国に助けを求めたとして、誰が救いの手差し伸べたでしょう?
    誰が核爆弾による放射能まみれの子供を受け入れたでしょう?
    そうした現実を含めて、このような作品をどう読んだらいいのでしょう?

    投稿日:2020/10/22

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  • 希望のある世界

    衝撃なタイトルだったので、恐る恐る手に取りました。
    イラストは、悲惨な感じではないので、怖い感じはありません。
    でも、戦争は、穏やかで平穏な生活を破壊する。
    逃げ場所を失って、心までも失う感じが、わかります。
    せんそうがあること、難民がいることを他人事と思わず、こんな思いを誰一人させてはいけないと、みんなが強く思わなければと感じます。
    希望のある世界になってほしいです。

    投稿日:2020/10/18

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  • 戦争による難民問題を考えさせられる絵本です。
    イギリスのEU離脱も、欧州移民と共に難民問題が大きな理由になっていることは周知の通りです。

    ヨーロッパと違い、遠く離れた日本の地で「難民なんてかわいそう」、「イギリス政府はひどい」などと言うのは簡単です。
    口先だけで、どこか他人事のように思っているからです。

    無知というのは恐ろしいことです。
    戦争のこと、難民問題のこと、この平和で安全な日本で私たちが出来ることとは何なのか、考えることが大事だと思います。
    そして、一見平和に見えるこの日本でも、実は外から内から、戦争は知らず知らず近付いています。戦争はある日突然やってくるように思えて、実際にはすぐそこまでやってきているのです。

    戦争は人の心をむしばみます。
    希望を奪い、絶望だけを植え付けていきます。
    失うものが多すぎて、得るものは何もありません。
    そんな戦争を、この絵本に出てきた男の子のような優しさ、そして強さで押し返し、希望のある未来へと一歩一歩進んでいきたいと思いました。

    投稿日:2020/10/17

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