もしも私が温泉旅館でこの本と同じ状況になってしまったらどうするか考えてみました.
お料理が1人前多く出てきた→「いいから,いいから.ラッキーだったね」とか言って食べちゃいたいけど,やっぱり後ろめたいので仲居さんに「一人分多いですよ」と伝える.
部屋でおばけが出た→布団をかぶってブルブルしながら一晩過ごす.もしくはお部屋を替えたいとフロントに懇願する.
やっぱり,おじいちゃんのように何でも「いいから,いいから」というのはできそうもありません.理性や恐れなどにまどわされずに,つねに大らかでゆうゆうと我が道を行く芯の通ったおじいちゃんだから,ゆうれいも愚痴をこぼしたくなるのかなと思います.
おうちについてきたゆうれいのがにっこり笑顔が印象的でした.周りの人々を穏やかに幸せにしてくれるおじいちゃんの人柄が最高です.