「まいごのたまごにいちゃん」 大人が読んだ みんなの声

シリーズ新刊です。
たまごにいちゃん、迷子になっちゃいます。見知らぬ地にひとりぼっちなんて、大人でも不安になりますから、たまごにいちゃんはどれだけ心細かったか。幸いにも友達と帰り着くことができるわけですが、最後の心境の変化、そして裏表紙！最後のイラスト！なかなか衝撃的ですね。遂に殻破っちゃった！？今後の展開が楽しみになります。

たまごにいちゃんシリーズは大好きで、子供が小さい頃何度も一緒に読んで笑いました。
数年ぶりにたまごにいちゃんと再会し「どれどれ、少しは成長してるかな」とページをめくってみましたが、たまごにいちゃんはやっぱり全然変わってない！
いつものようにドタバタな展開で笑わせてくれました。
でも最後にはじんわりと感動出来る所もあって、やっぱりこのシリーズ好きだなぁと改めて思いました。

「たまごにいちゃん」シリーズの最新作、今回はたまごにいちゃんが迷子になってしまうお話です。

ブタさんの鼻の中でお昼寝しようとするたまごにいちゃん。
えっ？と思いましたが、なんとサイズ的にジャストフィット（笑）
そしてそのまま遠い場所に運ばれてしまい・・・

一人で知らない場所にいる不安や怖さ、寂しさ・・一体どうなるの？と思っているとバッタリお友だちと出会います。
こんな時友だちがそばにいてくれたら、どんなに心強いでしょう！
そして友だちと一緒に無事、素敵な方法で家に帰ることが出来ました。

裏表紙、元気よく殻を割るたまごにいちゃんの姿が頼もしく見えました。
大きな翼で思いきり新しい世界へ羽ばたいていってね＾＾

前半は、とってもほのぼの。癒されます。
もうおおきいのにたまごの殻から出ようとしないたまごにいちゃん。なんて設定！？
でも、そんな気持ち、感じたことがあるひとは結構いたりして。
そんなことある？！という驚きもありつつ、ほのぼ?のすすんでいくと、事件発生！
がんばれ?と応援したり、この状況厳しいな?とせつなくなりますが、うま?く助かるところがとっても強い運を持ってるたまごにいちゃん！（笑）
これをきっかけにたまごにいちゃんも成長するのかな？

ブタさんの鼻の中でお昼寝！？のたまごにいちゃん。ぶたさんが歩きだしても気づかないのが、たまごにいちゃんらしくて、笑ってしまいました。思いがけず、遠い知らないところまできてしまった、たまごにいちゃんの心細さがつたわってきます。でも仲間にであえて、なんと空を飛んでしまいます。マイペースなたまごにいちゃん、今日はいろいろなことがありましたね。

たまごにいちゃん最新刊。
もう、ほんとにかわいいたまごにいちゃん。
今回は、豚さんの鼻の穴でお昼寝。知らないうちに遠くまで来てしまって迷子に。笑笑。
たまごにいちゃんらしいなあ。
たまたま友だちに会って、いっしょに帰れることに。よかったよかった！
いつものんびりおおらかなたまごにいちゃんが、迷子になってちょっと不安に。
そして、空を飛んで帰れる友だちの姿を見て、殻をぬぎたくなるたまごにいちゃん。
こうやって、少しずつ少しずつ成長していくんだね！
でも、たまごにいちゃんはたまごにいちゃん。
そのままでとっても魅力的！
のんびりゆっくりマイペースでね！
またちょっぴり成長したたまごにいちゃんに会えるのを楽しみに待ってるね。

シリーズのようですが、私にとって初「たまごにいちゃん」。
あきやまただしさんですから、ユーモアを受け止める覚悟を持って。
もう大きなお兄ちゃんなのに、卵の殻から出ないたまごにいちゃん。
お散歩して、疲れたから昼寝の場所を探して、
ぶたさんの鼻の穴で寝込んでしまったのが運のツキ。
遠くまで移動してしまい、迷子になってしまったのですね。
たまごにいちゃんというキャラクターだけに、迷子の心細さに共感してしまいます。
万事休すで、お友だちに再会、無事帰途につきますが、
ここでの心の動きが絶妙です。
お友だちは、自分の一歩進んだ姿でもあり、何とも言えない憧憬が感じられます。
意外にしんみり、ほっこりの奥深いストーリーに感嘆しました。
幼稚園児くらいから、成長の心の動きに共感できると思います。

大きくなったのに、いまだたまごの殻を被ったままのたまごにいちゃん。
豚さんの鼻の穴でお昼寝していたら、知らない場所に連れてこられてしまい迷子に！
目が覚めたら知らない場所で1人だなんて、考えただけで不安で泣いちゃいそうです！思わず、子どもの頃の迷子になった記憶がよみがえってきました。
そんな時に、目の前に友だちの姿が！どんなに安心したことでしようね。
木に登って遠い場所もひとっ飛びの友だちの姿に、今すぐにでも殻を脱ぎたくなったたまごにいちゃんの気持ちもよくわかります！
友だちの成長した姿を見て、自分も成長できたたまごにいちゃん！
これから、すごい勢いで成長していく予感です！
なんだか我が子のように、たまごにいちゃんの成長を嬉しく思い、これからの成長も楽しみになってしまいました！

卵の殻に守られているだけでもかなり居心地が良いはずなのに、あったかくて気持ちいいブタさんの鼻の穴を狙うとは、さすがたまごにいちゃんです。
目が覚めた時、迷子になっているという状況判断ができただけでも結構進歩があったかも。
そして最後のページ、たまごにいちゃんが「今すぐにでも殻を割ってしまいたい」と思ったとは驚きです。
心変わりはしないのでしょうか？
今後が気になります。

この絵本、このレビューコンテストで初めて知りましたが、とっても可愛らしくてとっても面白い絵本ですね。ここで出会えて凄くラッキーでした。このコンテストで紹介されていなかったらきっとこんなに面白い1冊を知らないままだったかもしれません。

シリーズも有るみたいで、これは全部集めなければ！そう思いました。子供達も凄く喜んでくれそうなので全巻購入予定です。

たまごにいちゃん、とってもいいキャラしていますね。すごくはまってしまいました。カラを破きたくないけれど、破ける事で自由になりもっと行動範囲が広がるし、もっと何でもできる。それに気づいて良かったね、そんな気がしました。

たまごにいちゃんを見ていると、何だか自分の子供を見ているようで、普通の人間の子供でもこんな感じの事って有るよね。と思ってしまう事もあり、何だか愛着が湧いてきました。

とても可愛らしくて楽しいお話で、夏休みコロナの影響も有り余り外出していないうちの子供達に内緒でこのシリーズを集めてプレゼントしてあげようと思いました。喜んでくれるといいな。

プレゼントとしてもきっと喜んでもらえる1冊だと思います。お勧めです。