「てんてんきょうだい」 大人が読んだ みんなの声

話題の絵本ということで、読みたいと思いました。
濁点の「てんてんきょうだい」が、いろんな言葉にてんてんをつけて、違うものに変身させていきます。
「か」は「が」に。「はね」は「ばね」に。
てんてんがつくだけで、全く違う言葉になるのだから、日本語って面白いなと改めて感じました。
読み聞かせで使っても、盛り上がりそうです。

読み聞かせで初めて出会ったこの絵本。
読み手が進めて行くほど、
周りの人がクスクスと始まります。
ただ言葉に点が付くだけなのに、
なぜこんなに面白いのか。

この本は声に出すこと。
音の変化を聞くことで、
より楽しさが倍増すると思います。
点が付いたら、どんな風になるかな、と
想像するのも面白い。

主人公のてんてんきょうだいも可愛い。
アイスブレイクにぜひ！

いろいろな言葉に点々をつける･･･
そのコンセプトはとても面白く、言葉が変化していくのも面白いです。
ただ、本来なら点々をつけない文字にも点々をつけたりするので、まだ文字をきちんと覚えていない年齢の子に読むと、混乱しそうかな･･･と少し思いました。

またまたユニークな主人公です。
てんてん！？
そのまんまの造形ですが、言葉に「てんてん」をつけるのが大好きなのだそう。
そう、大好き！がポイント。
そもそも、兄弟の会話全てに「てんてん」がつくから、愉快愉快。
これはやはり、音読して体感してみましょう。
滑舌の練習にも！？
でも、段々とクセになりそう。
もちろん、いろいろな言葉に「てんてん」をつけると、劇的に変化して。
修行中の弟の失敗にもハラハラ。
でも、最後にはなかなかの仕上がりに。
何だか親目線でほっこり。
この言葉遊び、クセになりそうです。