下に行くほど色が明るくて
幸せな景色で、とても賑やかな感じを受けました。
人と人の声や町の匂いさえ感じます。
おじいさんは一人ですが
初めから一人ではありません。
子供もいて、大好きな妻もいました。
まわりに友達や住人だっていました。
ひとつひとつ家をみるたびに思い出すって
私たちが写真を見て思い出に浸るような感じもかもしれません。
でも、だからとって
今が寂しいから、今生きることをやめることはありません。
どんな状態だって、生きなければいきません。
そして自分で選んで生きるのではなく、
生かされているのです。
おじいさんも、これからもここで家を上に作りながら生きます。
とても力強い作品と思いました。
いろんな見方があって、いろんな考えが生まれる本です。