このお話は 山陰の昔話よりとありますが 新潟の昔話は青竹三本・米一石というお話があります(よく似ています)
塞の神さんがシャン、シャン、シャン、シャンと鈴の音ならして
しゃくしの神さま ほうきの神さま なべしきの神さまが現れて
長者のところに 生まれた男の子には 青竹三本
小作人のところに 生まれた 女の子には 塩一升
二人の子どもに 神さまたちは 運を授けたのです
この運 大きく育った 二人の運命はいかに
このお話は ながいお話でしたが なかなかおもしろく
青竹三本の運の男は わがまま息子で 食べ物を足で蹴るような人だったのです
蔵の中にいた神さままで 怖くて逃げ出すのほど
一方 炭焼きの男は 貧乏でしたが 心優しく 塩一升の運を持った娘と結婚し金持ちの長者となるのです
太田大八さんの絵も 味があり お話を もり立てています
人の運とは 決められているのですかね・・・・・