かんたろうは、きょうはじめてひとりでバスにのります。
えきにいるおとうさんに、かさをとどけにいきます。
やってきたバスにのると、なんだかへんなのがのっています。
でも、かんたろうは、はじめてひとりでバスにのったので、ドキドキしていて、きがつきません。
乗っているお客さんが、なかなかユニークです。そして、そのおきゃくさんたちがみんなはじめてというから、それぞれの思いが強く伝わってきます。そして何よりも、みんながのっているバスがはじめての運転だったのです。
心が穏やかになるお話です。絵も柔らかで、街の光景が、面白く、そして細かく描かれています。お話を進めていきながら、街のあちこちを見て回る楽しみも味わうことができます。