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エンザロ村のかまど」 大人が読んだ みんなの声

エンザロ村のかまど 作:さくま ゆみこ
絵:沢田 としき
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:2009年06月
ISBN:9784834024494
評価スコア 4.85
評価ランキング 101
みんなの声 総数 12
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  • 我が家は不動産管理業をしていますが、元は三和かまどという商店をしていました。昭和20年代後半のことです。三和かまどというかまどがまだ大阪に普及していなかった時代です。それだけにかまどを扱ったこのお話はひじょうに関心がありました。これはとても心地よく、興味深いお話です。日本人女性によってアフリカのケニアで日本の文化が役立つことは素晴らしいと思いました。このお話は決して忘れることができません。

    投稿日:2021/04/09

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  • 日本人女性のチカラ

    アフリカについての絵本ということで、興味を持ちました。
    焚口1つで、鍋が3つかけられるかまど。
    このかまどができてから、ケニアの人たちは、煮沸して衛生的な水を飲めるようになったのだそう。
    それを可能にしたのが、日本人女性のおかげだったとは…
    アフリカの暮らしを知るお話と思っていましたが、思わぬ展開にびっくりしました。
    感動です。

    投稿日:2021/01/08

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  • 素晴らしい贈りも物!!

    日本から遠く離れたアフリカの村に、日本の伝統文化から一人の日本人女性が生活の知恵を生み出して作られたものが!
    実話なだけに感動しました。
    そして、これが本当の支援なのかもとも感じられました。
    一時的なものではなく、現地の人がその後も使い続けていけるもの、支援についても考えさせられる1冊でした。
    素晴らしい女性ですね!!

    投稿日:2019/09/05

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  • 遠野とケニアの感動的なご縁

    【内容】
    ケニア、エンザロ村のかまど「ジコ」。水道も電気もない村に、日本人女性(岸田袈裟さん)が女性や子どもの生活を改善するために作ったものが、一石五鳥・六鳥のスグレモノ。安全な飲み水を、お金をかけずに手に入れるために、岸田さんは自分の生まれ故郷、岩手県遠野の、昔の人の知恵や技術を伝え、更にケニアの人の工夫が入った。他にもいくつか伝えて役立っているものがあり…

    ※本書が204年に月刊誌で出版されたことをきっかけに、NGO「アフリカ子どもの本プロジェクト」が発足
    絵:沢田としき

    【感想】
    支援、といっても、現地の人が自分たちだけで維持・管理・運用できなければ意味がないと私は思っている。この本で活躍している岸田さんは、現地の人たちと何度も話し合いを重ね、仲間として受け入れてもらい、ようやく本音を話してもらえるようになったという。そして、本当に必要なものを、みんなで作り上げていった。
    生き生きとした絵で表現されているように、きっと現場では人々がやる気満々で、希望に満ちて仕事をしたのだと思える。安全な飲み水が手に入り、お料理も安全に効率よくなり、みんながどんどん幸せになっていく様子がどんどん近隣の村に広がっていく。衛生や安全、経済的な問題を改善するのは難しいと思うが、なぜかこの絵本を見ていると、きっとみんなで取り組むのは楽しかったのではないかと思えてしまう。絵描きの腕前や絵の雰囲気でそう感じる部分もあるけど、村人が本当に欲しいものが手に入って感謝している様子が想像できるからそう思えるのだろうか。

    日本の、東北地方のおばあちゃんたちが伝えてきた素敵な技術が、また代々生き続ける機会を得た。本当に豊かな、賢い生活というのは、きっとこういうことだろうと思う。たくさんの人に読んでもらいたい絵本。感動しました。

    投稿日:2018/08/02

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  • さくまゆみこさんが体験してきたエンザロ村

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子21歳、女の子16歳

    水も安全ではない。電気も通っていない地域。
    そんなところで家族の食事を作るのって、どのくらい大変なことなんでしょう?

    今の日本の一般的な主婦で、「かまど」で料理を作った経験のある人は数えるくらいしかいないと思います。
    なのに、海のかなたのアフリカ・ケニアで、少し昔の日本には当たり前にあった「かまど」が大活躍してる!
    すごく不思議な気分です。

    これは作者のさくまゆみこさん自身がエンザロ村で見聞きしてきたことを描いた作品です。
    しかもこの本を出版された後、NGO「アフリカの子どもの本プロジェクト」が発足したそうです。

    実は私があらためて今、この本を手にしたのは、
    さくまさんのこのプロジェクトに、縁あって参加されている娘さんがいる方のお話を聞く機会があったからなんです。
    その娘さんはもともと、1冊の絵本がきっかけで、アフリカに興味を持ったのだそうです。
    絵本の力(魅力)って、すごいですね!
    私も絵本を紹介するときはよく選本して、出会う子どもたちの力や未来につながるような作品を紹介していきたいです。

    投稿日:2016/10/04

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  • 沢田としきさん

    • なびころさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子2歳2ヶ月

    沢田としきさんの作品だったのでこの絵本を選びました。表紙からアフリカの風景が登場しとても懐かしく思いました。日本人女性の知恵と起点によってケニアに恩恵をもたらしたことはとても素晴らしいと思いました。既成の物でなく現地の生活に根差したものをしっかりと見極める目も素晴らしいと思いました。人の手で協力して物を作る楽しさと素晴らしさを感じられる絵本でした。現地の人の歓喜の声が伝わってくる絵の描き方が良かったです。子供達の生活についてもしっかりと説明してあって分かり易い絵と共に載せられているので異文化に興味を持つきっかけになるのが良いと思いました。遠いケニアの国もこの絵本の御蔭でもっと身近に感じられるようになりました。

    投稿日:2009/07/08

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