小学生の頃、自分の興味を持っていることが、
なんとなく同世代の子たちと違う気がしていた。
でも、それがいいことなのか、わるいことなのか。
そのことに対して自信が持てない。
大人になった今では、その頃の大切にしていた興味や
趣味は、もっともっと誇りにしていて良かったんだよ、と
昔の自分に言ってあげたい。
この本の主人公、ウエズレーなんかは、
自分の好奇心をとことん突き詰めるだけではなくて、
ついには周りのいじめっこたちまで巻き込んでしまった。
そんなウエズレーがとてもとても眩しい。
周りの子たちと違ってたって構わないさ。
ぼくが、ぼくの国を作るんだ。
なんて言われたって平気さ。
でも、面白そうだなって思うんだったら、仲間にしてあげるよ。
そんなウエズレーの図太さが、
きっと悩める子たちの背中を後押ししてくれる。