「ぼくはカメレオン」 大人が読んだ みんなの声

カメレオンは、見たことがない生き物ですが、絵本や童話では、題材になりやすいようですね。
この絵本のカルロの色の変化を見ているととても面白くて、最初のページや最後のページでは、孫と一緒にカルロ探しができそうです。
動物がたくさんいるページでは、みんなの複雑な模様に笑ってしまいます。
誰でも持っていないものに憧れるものなんですね。

カメレオンがサバンナの動物たちをカラフルにしちゃうストーリー。
変身した動物たちの絵柄がカラフルで可愛い。
イラストがほのぼの温かみがあって、それでいておしゃれ。絵にして家に飾りたくなるような気持ちになります。
ストーリーもカメレオンならではで、オチも面白いです！楽しい絵本でした。

カメレオンのカルロのお話です。
周りの色と同じ色に姿を変えることのできるカメレオンの魅力がたっぷりと描かれています。
カルロが開いた絵の具屋さん。動物達も色々な色を塗ってもらいますが，そのうち不自由がでてきて怒り出します。
それぞれの動物達がそれぞれに生きやすいようにそれぞれの姿があるのだな〜とも感じられる絵本です。

からだの色がまわりのものと同じ色になってしまうカメレオン。
それが嫌だと彼は言いますが傍から見ると面白そうだし、便利そうですなのになーと思いました。
まわりの動物たちもペンキでペイントするとカメレオンみたい！？私もカメレオンになろうというのはいいですが（３０分とか限定で）、体にペンキは嫌ですね（笑）。
ラストあたりカメレオンがどこにいるのか一瞬わかりませんでした。さすがカメレオン！

たしろちさと さんが描く、
ジャングルの動物たちの絵が好きです！

特に、カラフルになった動物たちが
胸をはって歩いているシーンが一番好き。
自分も行進しているような、楽しい気持ちで読みました！

でも・・・
動物たちもやっぱり、本来の自分が一番だと気づいたのですね。

良かれと思ってみんなに色を塗ったのに
責められてしまったカルロが、ちょっと可哀想です。


自分じゃない誰かになってみたい！
イメージを変えてみたい！

でも・・・
やっぱり本当の自分が一番だと、教えてくれる絵本です。

大好きな作者です。
骨太な絵と、どことなく優しい色使い、素朴な世界観が気に入っているのですが、この絵本はまた迫力のある絵本だと思います。
動物たちがとてもカラフルで絵本の魅力をあますところなく使って、私たちに訴えているようです。
ピンクのカバ、七色のライオン、水玉の象、色々な色の動物たちの行進はとても鮮やかで見ていて本当に楽しめました。
ちょっとこずるそうなカメレオンがまたいい味出してます。

たしろさんの絵が大好きでこちらの作品を読みました。お話もすばらしく夢があって好きですが、なんといっても絵が素敵です。リアルな動物たちのあたたかい姿が本当に迫力満点に描かれています。色使いがとても感性を刺激してくれます。絶対子どもも気に入ると思うので読んであげたいと思います。

試し読みで読みましたが・・・
周りの色に同化してしまうカメレオンなりの悩みがあったんですね
でもカバによって良いことを思いついたカルロは森銃の皆に絵具を使って色塗りをしました
水玉あり、しましまあり、チェックあり・・・・
私はあのままでも動物たちは充分おもしろかったけど

カルロを責めるのはお門違いだろうに、かわいそう・・・
何も言わないけれど、色が変化するのも個性の一つ、動物それぞれの自分に合った「いろ」があるということです
奥底にはちょっぴり哲学的要素が含まれている･･･気がします

表紙に興味を持ち、先ずは全ページ試し読みしてみました。
カメレオンがみんなに追いかけられる場面がかわいそうで、ちょっとどうかなぁと思ってしまいましたが・・・この絵本、美術絵画のようで見入ってしまいました。内容は少し考えちゃうのですが・・・絵はやっぱり見せたいので、息子に読んでみよう思いました。

私、カメレオンってあんまり好きではないのです・・。
でも、たしろちさとさんが描くカメレオンならって思って読んで
みました。
素敵だわ〜。ほんとにいつも書いてしまう気がしますが
たしろさんの絵本からは音楽が聴こえてきちゃうのですよねえ。
この絵本は色彩豊かだから、マーチとかファンファーレとか、
そういった楽しい音楽です。
絵本を読む喜びがとっても感じられる絵本です。
娘にもぜひ読んであげたい。
絵の具で遊ぶって騒ぐだろうなあ。