「マックスがどうしてもあげたいものは…」 大人が読んだ みんなの声

表紙の不満そうな男の子の表情にひかれて、読んでみました。母の日に用意された花の絵をぬることを断固嫌がる男の子。なるほど、男の子のほうが、ちゃんとお母さんの喜ぶものをわかってたのですね。個性ゆたかな花の絵に、メッセージが伝わってくるようでした。

母の日にお母さんにプレゼントするのは、赤いカーネーションだと決め込んでいた自分を反省しました。
それにしても、画一的なぬり絵を授業で取りだした先生にも問題ありです。
子どもたち自身が、プレゼントしたいものを考えることの意味を考えました。
そしてそれは、必ずしもカーネーションではありませんでした。
真心こそ重要なものだと感じます。

この絵本を読んでマックスのように母の日のプレゼントに保育園で自己主張する子は、いないだろうなあと複雑な気持ちで読みました。母の日や父の日は、似顔絵が多いのですが、両親がいない子はどうしているのかなあといつも思っています。４歳になる孫のえぶちゃんは、工作の時間に１個でなくて、「もう、１個作りたい」と、言って作ったのが２個飾られていたのを懐かしく思い出しました。入園して９ヶ月たった今は、集団生活にも馴染んできてきっと今は、えぶちゃんもみんなと同じように言わなくなっているだろうなあとちょっと寂しくも思った私でした。マックスが、先生に渡した１本のお花にとても癒された私でした。

不服そうな表紙のマックスの表情・・・・
母の日にみんなで同じお花の塗り絵をおかあさんにあげると先生は言いますがマックスは納得してなかったのです
だって自分のお母さんが何をあげたら一番喜ぶかわかるから・・・

でもこういう状況で、はっきりと自分の思いを言い切り実行に移すことが時には集団から外れてると捉えられることがあります
幸いなことにマックスの周りの大人たちは、しっかりと受け止めてくれました
短いお話の中に、とても大事なことが含まれている絵本でした