この絵本に出てくる人は普通の男の子や女の子ではないので
言葉遣いがとても上品です。
なので、小さい子供が『こんなときなんていう?』のような感覚で
答えを言うと、間違えててしまいます。
間違えてしまうことを「つまらない!」と思ってしまう年齢の場合はやめておいた方がいいかもしれません。
一方、「この言い方は何?」と思う年齢になると「お姫様は言い方がとても上品なのよ」
などと、この絵本を通じて日本語にも上品な言い回しがあることを伝えるきかっけを作ることができます。
子どもに言葉を教えたい人向けの絵本ではないです。
丁寧な言葉と普通の言葉の違いを楽しむ絵本です。
「お姫様とかはこういう言葉遣いをするんだね!」
という感じで。
なので一緒に読むなら幼稚園の年長さん以降かな?と思います。
女の子はお姫様気分になって、丁寧な言い回しを真似したり楽しんでくれそうな気がします。
センダックの独特の世界観が入っているので、好みはわかれそうですが、私は好きです。