けっしてあきらめない!自分の持てる力で現状を打破する!
ちょっとしたたかな感じはするけれど、なかなか賢く、強い姫君の
シンデレラ・ストーリー。
お妃をなくした王様は、一人娘を大切にする…ものかと思って
おりましたら、なんとこの王様は銀貨に目がくらみ、姫を鬼のような
王様に嫁がせるという。
あらら、今までにない展開と思っていたら、姫様もただ泣きながら
言うことを聞くことなく、かぐや姫を彷彿とさせるような無理難題の
嫁入り道具を父君に頼み必死の抵抗。
でも残念ながら、嫁入り道具は調ってしまう。
その道具をくるみのからに入れて千種の動物の毛皮でできた上着(これ
も嫁入り道具の一つ)を身にまとい家出。
くるみのからって言うのがおとぎ話ぽくていいですね。
とある国のかりうどに捕らえられて、その国のお城で下働きをしながら
王子のダンスパーティーに紛れ込んだり、王子の舌をうならせるスープ
を作ってみたせたりします。でもそこには妖精は出てこない。
ダンスもお料理の腕も小さな頃に覚えた自分の能力。
最後に王子様に見初められてハッピーエンド。
昔話ながらたくましくい姫様の生き様に感心しましたが、お妃となってからどんな活躍をしたかしら、ただの王様の妻ではなく、お国がよくなるよう采配を振るったかしらと考えるのは老婆心?