タイトルからは想像できなかったのですが、節分の話だったんですね。
お腹が痛くなった、ととさん。
かかさんに言うと、「おしょうさまに きいてみなさると いい」という。
その後が、面白い。一難去ってはまた一難。腹痛が起きるたびに、
「かかさんやぁ」 「おしょうさまに ききなされ」
というワードが、待ってましたとばかりにリズミカルに続きます。
しかも、この和尚のアドバイスがまた、ナンセンス。
とりあえずの対処法しか教えてくれないものですから、腹痛の原因が
どんどん大きくなってしまって!?
最後の最後、ようやく和尚は、ととさんの腹痛を解決するわけですが。
そこまでの経緯が、普通ではありえないレベルで、突っ込みどころが満載。
村はずれに行ったら、鬼がいたからって、飲みますか?普通(笑)
ありえない面白さが、まさに日本の昔話っていう感じで楽しく読ませてもらいました。
読み聞かせで、ウケること間違いない一冊だと思います。