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風の島へようこそ くりかえし つかえる エネルギー」 大人が読んだ みんなの声

風の島へようこそ くりかえし つかえる エネルギー 作:アラン・ドラモンド
訳:まつむら ゆりこ
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:2012年02月20日
ISBN:9784834027068
評価スコア 4.45
評価ランキング 11,253
みんなの声 総数 10
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  • デンマークのサムス島で、島民が従来のやり方を少しずつ変えていって、島全体のエネルギーを自分たちで創り出すようにしたお話(実話)。

    2012年刊行。解説:井田徹治(環境ジャーナリスト)
    実話をもとに作られた絵本。
    巻末に製作者が本書をつくったいきさつを書いてあるが、不思議なご縁と、地球に対する危機感や愛情を感じた。

    環境問題を啓発する本というと、妙に危機感を煽るような雰囲気だけを残して、不安な気持ちと、「自分一人でできることがない」という絶望感(問題が大きすぎて、無力感を感じるしかない)を感じるものが多い気がして、あまり読む気にならない。しかし、本書は、恐怖で人を動かそうとするのではなく、自発的に「自分の利益になる」「おもしろそうだからやってみよう」などという軽い、明るい雰囲気で話が進むので、読んでいて抵抗がなく受け入れられる。

    エネルギーについて何にも関心がない人や、反対意見の人たちについてもしっかり描かれているが、非難することはなく、個人の意見を尊重する形で紹介されている。
    そして、人々が徐々に変わっていく様子が、穏やかに描かれ、最後には大きな変化に繋がっていく様子が、楽しい。

    読み終わった後に、自分も何かできることはないかしら?
    とやる気も出る。
    今の時代にあった、明るく楽しく穏やかな環境の絵本だ。
    一人ひとりの生活や意見を尊重しながら、時間も手間もかけてよい方向に変えていく尊さがよくわかった。

    巻末には詳しい解説もあり、大人もぜひ読んで欲しい。

    投稿日:2024/10/10

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  • 風力発電

    サムス島に住み住民たちが、たえず海風が吹くのを利用して、

    自分たちが使うエネルギーを自分たちで作り出して実現させた

    実話を元に描かれた物語です。

    石油や石炭や原子力に頼らず、繰り返しつかえる自然のエネル

    ギーを生かして暮らす風力発電で、暮らしている「エネルギーの

    島」の物語が素敵に描かれてました。

    投稿日:2019/06/07

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  • デンマークの「風力発電」について

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子18歳、女の子14歳

    副題には「くりかえし使えるエネルギー」とあります。
    小学校高学年以上の調べ学習などにも使えると思います。

    ただ、絵本というより、絵本風に仕上げた子どもにもわかる「風エネル
    ギーについての解説書」という感じがしなくもなく、
    希望としてはもう少し、絵本だからこその仕上がりを見せてほしかった気もします。
    とはいえ、これは更に言うならばという希望で、内容的にはとても勉強になるし、まとまっていて読みやすかったです。
    デンマークの「風力発電」について、後書きではもう少し突っ込んで書いてあるので、興味のある人はちゃんと最後まで読むことをおススメします。

    投稿日:2014/04/19

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  • 自然エネルギーの活用

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子19歳、男の子17歳

    デンマークのサムス島での実話をベースに描かれた作品です。
    「エネルギーの島」とも呼ばれるサムス島は、風が強い地域だったのです。
    そこで、デンマーク政府が、エネルギー自給自足のモデル計画として、
    この島を選んだのです。
    最初は島民も疑心暗鬼でしたが、停電時に、そのアイデアの良さを痛感し、
    それぞれができる方法で実践し始めて、成功したのです。
    エネルギーについてはやはり真剣に考えなければならない私たちとって、
    問題提起してくれると思います。
    小学校中学年以上くらいからでしょうか。

    投稿日:2013/05/26

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