難しく感じる“哲学”が可愛らしいキャラの人形劇風の絵?で繰り広げられていくのでとても親しみやすいです。
実際、自分向けに読んだのですがおもしろくて8歳の息子に「どっちの意見?」と読みきかせてみました。もちろん言葉を入れ替えて理解しやすくしました。世の中にはいろいろな人がいていろいろな考え方があるんだよ、という話ができました。
いろいろと質問が投げかけられるのですが、さまざまな愛し方を、二通りの、正反対の視点から提示されています。
私はどっちの意見だろうと考えてみるいい機会になりました。
答えはなく、いろいろな考えが存在している、私はこうだけれど、こういう考えもあるんだと視野を広げてくれます。
いろんな意見についつい一人で頷いたり、感心してしまいました。
文字一文字読んだ後に、止まって絵もゆっくり味わいたい絵本です。
ユニークな人形達が文の意味をよく表現してくれていると思います。