副題に「甲骨文字で遊ぶ」とあります。
この絵本に登場する十二支やその他の木や川などもすべて甲骨文字の表記絵になっていました。
絵本自体もなかなか面白い作品でしたが、作品中に添付されている冊子「お父さんお母さんへ」に書かれている内容はなかなか興味深いものでした。
特にビックリしたのはじゅに知って常にk待った動物(生きもの)が代表になっていると思っていたら、実は国によって微妙に違うところがあったこと!
まず、本書内に出てくる12番目の動物は「イノシシ」ではなく、「ブタ」でした!
最初これを読んだときはとても違和感があって、邦訳の間違い?(それにしては何度も登場してくる)
それとも、中国では「イノシシ」も「ブタ」も同類の生き物で、別々の単語がないとか?なんて考えてしまいましたが、
どの国の十二支も微妙に違い、日本と全く同じ十二支の国は1つもありませんでした。
かなり近いのが、「ペルシャ」と「アラビア」でしたが、この国は「辰(龍)」の代わりが「ワニ」でした。
古代文字(甲骨)や十二支などに興味のある方はぜひ読んでみてください。