まさしく絵が力強く語る「絵」本でした。
絵を見るだけで、コトバにするまでもない(コトバにする必要のない?)「気持ち」だけが浮かんでは消える。。。
絵に見入って、次々ページを繰るうちに、出会うコトバ「いろんなきもちがうまれてはきえ/きえてはうまれる」
ハッとしました。
そう、キモチは、次々と変わっていくもの。
場面場面の、この絵本の絵のように、絵巻物のように。
そのつど変わっていく気持ちに、リアルタイムで、いつも敏感でいたいと思いました。
子ども達の気持ちに。
自分自身の気持ちに。
そしてまた、ひとつのきもちにとらわれることもよくないことに、気づかされました。
子どもの感覚は、子どもだからこそ、持てる感覚もあって、その感覚があればこその、次々めまぐるしくうつりゆく「きもち」
うっかり、ついつい忘れていた、忘れてはならないことを、「絵」本のチカラと、谷川さんの天才的なコトバで、教えてもらった一冊でした。