「ワニぼうのゆきだるま」 大人が読んだ みんなの声

この作品を読むと小さいお子さんなんかはすぐにでも雪だるまが作りたくなるかもしれないので、できれば、雪が降ってくれそうな時期に読むのをお勧めします。
どうしても真似をしたくてお子さんがグズッた時は、紙コップで糸電話を作ってあげてほしいですね〜。
（うちの子たちは残念ながら、読んであげてももう、グズるような歳ではありませんが…）

余談ですが、初めて表紙絵を見たとき、ワニと擬人化したサボテンが外を見て何をしてるんだろう？？？……でした。
でも、サボテンが帽子をかぶっているように見えたのは、ワニ坊やだったんですね〜。
私を同じような勘違いをした読者の方はいませんでしたか？

後、面白かったのは絵本のところどころ写真の切り抜きが使ってあってあったところ。
１つ見つけたらゲーム感覚で、きっともっとあるぞ。と、読みなおして探しまくりました。

ワニぼうシリーズで今回はゆきだるま
仲良しのワニぼう一家は、ゆきだるまも仲良くくっつけてあげることに

すると、お決まりのように周りの雪だるまたちも、仲良くくっついた状態に・・・

でもひとつだけ離れている雪だるまがいます
近づいてみると、なんと糸でんわ！

あらっ、なつかしい
昔よく遊んだっけなぁ〜なんて思い出しました
でもねここからが作者、内田麟太郎さんのマジックです

ワニぼうがつなげる相手は「さくらのき」です
「・・・・はるになったらね」

作者にはこんな木の声もきっと聞こえているんでしょうね
春が待ち遠しくなる絵本です

ワニぼうとおとうさんが、ゆきだるまを、おとうさん、おかあさん、ワニぼうの３体を作りました。３体が少し離れているから、寂しそうに感じたのだと思いました。ゆきだるま３体を仲良くくっつけることで、楽しそうに見えるし、仲良しみたいに感じるのは、いつも寄り添って、仲良しだからだと思いました。三人でお散歩に出かけると仲良くくっついたゆきだるまばかりで微笑ましく思いました。離れていた雪だるまが、糸電話をしているのが原因だとわかると、早速作って遊んでいたので私も孫と糸電話で遊びたくなりました。ワニぼうが庭の桜の木に繋いで「春になったら咲いてくれますか？」と糸電話をしているのも微笑ましくてよかったです！約束通り桜の木は、見事に咲いてくれましたよ♪

　「ゆきだるま」とくれば「冬」ですが、この絵本は真冬ではなく、春を待つころの絵本。だから、２月頃に読みたくなります。

　ワニぼうとお父さんが、三つ　くっついた仲良しこよしの雪だるまをつくったら、翌朝には、あらら！たーくさんの仲良しこよし雪だるまが・・・。いろんな動物がまねっこして作ったのですね。とっても可愛い！！

　向こうの方に、ぽつんと離れたゆきだるまが、二つあったけれど、心配ご無用！だって、その二つはね、糸電話でおしゃべりしているのですから♪白い雪だるまに、白い糸電話がとっても似合っています。

　そういうのを見たら、やってみたくなるのが、子どもというもの。ワニぼうも糸電話をつくっておしゃべりします。いったい　だれと？

　桜の木とおしゃべりするなんて、そしてそれで春の予感を読者に感じさせるなんて、とってもすてきなストーリー。「春よ　こい」です。待ち遠しいな。

家族がいるって素晴らしい。なかなか複数個並んだ雪だるまって見かけませんよね。雪だるまにも家族があると思えば、皆、もう一個作ってみようかなとか思うんでしょうか。でもなかなか大変なんですよね、かまくら同様、雪だるま作るのも。

今年の冬は寒くて　久しぶりに雪が積もりました
　
親子で　　雪だるまを作ったのかしら？（散歩の時、かわいい雪だるま見つけました）

そんなときこの絵本に出会えました。　ワニぼうやの親子が　雪だるま作ります（こんな光景　親子で良いですね！）

いろんな　動物たちの雪だるまが　仲良くくっついて　仲良し　嬉しそう　こんな雪だるまがあったら　楽しいね！

ワニぼうやは　なんと　糸電話している雪だるまを見つけて、さっそく作るの

　糸電話　懐かしい！　　子供の頃　糸電話で話すのがおもしろくて　とっても　たのしかったな〜

子供の夢のある遊びでした。（今の子供たちも遊ぶのかな？）

ワニぼうは、桜の木と　糸電話でお話しするのは　何だかロマンがありますね。（こんな　発想　思いつかなかった）

寒い冬から　桜の咲く春を待つ思いが　優しくて嬉しくなります。

まだ　蕾の堅い桜も　春を待っているのでしょうね！　私も待ってます春を・・・・
高畠さんの絵が　ほんわかして　かわいく好きです！

　高畠先生の絵にいつも笑わされっぱなしですが、この作品は静かなクスリという笑いと、とっても温かいお話でした。

　ワニぼうがおとうさんと雪だるまを作ります。
　この雪だるまが、ワニっぽくって愉快です。
　おとうさんとおかあさんとワニぼうの三体の雪だるまが完成しても、なんか淋しげに見えます。
　そこで、ワニぼうとおとうさんは、雪だるま三体をググッとくっつけました。
　そして、翌朝散歩に出かけたワニぼう一家が目にしたものは、・・・。
　このページのたくさんの雪だるまたちのなかよしこよしぶりに、お子さんも大喜びだと思います。
　ところが、一組だけ離れている雪だるまのカップルが、・・・。
　ここからの展開は、さすが内田先生の作品だなぁ〜、と感激しちゃいました。

　親子で冬に楽しめるとっても素敵な作品だと思います。

　広場に、雪だるまがいっぱい。こんな光景はなかなかみられません。
こんなふうに、仲良しゆきだるまがたくさん並んでいたら、楽しいだろうなとおもいます。
　　さくらの木といとでんわ、もおもしろいアイデアです。

　うちの子も、雪がふるとゆきだるまを作って遊びます。
　寒い冬でも、晴れたときは、外に出て雪や木と遊ぶのがいいなと思います。
　

冬の終わり頃に読むと雰囲気がぴったりだなあ、と思いました。
いつもながら、おっとりとしたワニぼう家族。
雪だるまも親子で作るんですね。
でも、一筋縄ではないのが、この親子。
雪だるまを寄せ集めて、「なかよしこよし」。
いいですねえ、この発想。
そして、糸電話からラストへ。
とても素敵な展開です。
季節感バッチリでなおかつほっこりです。
ぜひ、親子で楽しんで欲しいです。