ハリーは、黒いぶちのある白い犬なのに、
泥んこ遊びをいっぱいして汚れてしまって、
白いぶちのある黒い犬になってしまいます。
子どもにとっては、ちょこっと家出なんてとても魅力的だし、
楽しそうな遊びをいっぱいして思う存分汚れるハリーは、「羨ましい」存在に違いありません!
息子は犬そのものも好きなので、とても感情移入して楽しそうに見ています。
でも、汚れすぎてしまって、家族にハリーだと気付いてもらえません。
(もしかして気付いてないふり!? だとしたら、うまいなぁ〜)
そこでハリーは・・・
子どもっていつだってこんな感じですよね。
大人がどんなになだめすかして、時には嫌がるのを無理やりやらせようとしても、
やっぱり子ども本人が「なぜそうしないといけないのか」を身を持って理解しないと、何事もうまくいかないのです。
「お母さんに怒られるから」いやいややっているだけじゃ、自立にはつながらないですし・・・
そういう意味でも、ハリーは子どもそのもので、子どもが感情移入するのも分かります。
まぁ、そうじゃなくっても、かわいいのですけどね☆
実は、うちの息子はお風呂が嫌いです。
水遊びは好きなのですが、頭が濡れるのが大嫌いなのです。
だからと言ってこの絵本を選んだわけではありませんが、
「キレイにしないと○○くんって分かってもらえないよ」って、いつか言ってやろうかな(*^_^*)
親のいたずら心でした。