優しい絵が素敵な林明子さんの名作の一つです。
きつねのぬいぐるみのこんと、女の子あきの友情物語。
あきが生まれるときに、おばあちゃんの家からやってきたこん。
あきの成長とともに、こんも少しずつ古くなって。
とうとうほころびてしまい、おばあちゃんの家に直してもらいにいくことに。
そして、こんとあきはおばあちゃんの家まで電車の旅に出ることに!
道中、いろんなハプニングが起きます。
でもそのたびにこんは「だいじょうぶ、だいじょうぶ!」とあきを励ましてくれるのです。
小さいのに、ぬいぐるみなのに(!)、あきを守っていこうとするこんのけなげさに心をうたれます。
おばあちゃんのおうちで、ほころびを直してもらってきれいになったこん。
これからもあきと仲良くね!!と伝えたくなりました。
うちの息子にも、こんのようなお友達がいたらなぁ・・・。
主人公のあきは女の子だけれど、男の子にもぜひ読んでもらいたい絵本です。優しい気持ちになれること、間違いなし!