私がこどもの頃好きだった本です。もしかしたら、あの頃、私にもこんみたいな頼もしい相棒がいたかもしれませんね。なんだかワクワクしながら読んでいたような気がします。大人になって、母になって読んでみると、あきちゃんとこんが、無事におばあちゃんの所に辿り着くか、ハラハラドキドキです。1人での冒険は心細いですが、あきちゃんにはこんがついています。でも、お弁当を買いに行って戻ってこないこん、犬に連れて行かれてしまったこん、そんな時1人になったあきちゃんはどんなに不安だったでしょうか。それでも2人で力を合わせて、おばあちゃんの所まで辿り着き、お風呂に入った時のあきちゃんの安心した顔を見ると、よく頑張ったねと声をかけたくなります。こどもたちに、勇気を与えてくれるような絵本だと思います。文章量が2歳にはちょっと多いかな〜と心配しましたが、息子は気に入って毎日のように読んでいます。