6年生の娘は、最近林明子さんの本がお気に入り。図書館で探しては、ごっそりと借りてきます。娘の幼少時代には『あさえとちいさいいもうと』しか読んだことがないので、今頃「いいわね〜」と林明子ワールドに浸っています。
この本はとても有名で、テレビ絵本でもやっていましたが、私も読むのは初めてでした。ナビでは130件以上も☆5つの感想が寄せられているので、今更ですが、やっぱり良かったです!
ずっとあきを守ってきたこんが犬に連れ去られたところから、俄然あきが力を発揮して、こん救出に向かいます。守る者・守られる者というこんとあきの関係が、お互いに助け合い、守り合う関係に変わり、お互いの絆が強くなったような気がします。
あと、何といってもおばあちゃんの絵が素晴らしいですね。こんな匂い立つようなおばあちゃんには、初めてお目にかかりました。皺や腰の曲がり具合でおばあちゃんを表現している絵は多いのですが、この本では、体つきや雰囲気で見事におばあちゃんを描いていて、思わず見入ってしまうほどでした。