子供が林明子さんの絵本が好きです。これもすごく評判が良いので読みました。
期待通りハラハラドキドキするお弁当のシーン、砂丘の出来事、またほっとするおばあちゃんの家でのひとときと十分に楽しめるお話です。
また、電車がゆれたときのあきなんか本当に今にも出てきそうなくらいリアルにかわいくてびっくりしました。
林明子さんの絵本の中でもこの本の人物の絵が特に素敵だと感じました。
ただ、このお話は現実的な部分とファンジックな部分が入り混じっていて、そういうところがうちの子にはいまひとつ感情移入できなかったようです。(ファンタジーなら思いっきり作り話がいいようです)
だから比べてしまうと「はじめてのおつかい」や「きょうはなんのひ」の方がうちの子には良かったようですが、すごく素敵な本であることは間違いないです。