今回は親友のバターフィールドおばさんもくわえ、ニューヨークへ向かうハリスおばさん。
両親とも行方がわからず、ひきとられた先でこき使われ、幸せとは言えない生活をする少年ヘンリー。ハリスおばさんは彼の父親は金持ちで立派な人で…と空想たくましくニューヨークに行ってまで父親探しを手伝うのですが…。現実はなかなかそうはうまくはいかず、一体どうなってしまうのかドキドキしながら読みました。
『人生には、すべて百パーセント成功というような完全なことはありえないが、人はそれでも、ほんのわずかな成功でおりあっていくことができるものだ。』という本文が印象的でした。本当にそうですよね、たしかに百パーセント成功は理想ですが。