私たち家族も去年キャンプデビューしたばかりです。始める当時、可愛いキャンプ絵本を探しましたが、そうです、このような本が欲しかったのです!ピヨピヨシリーズはどれも好きですが、これが一番になりました。
ピヨピヨたちにはタキギを拾いに行かせ、寝袋がピヨピヨ一人ずつに用意してあるなど(収まった姿がキュートすぎます!)子どもを尊重しているなぁと感心する場面もあります。
5歳の娘は調理場面に興味津々。葉っぱに包んだ魚の行方を追いかけてました。いつもながら描きこみが細やかで、読むたびに注目するところが変わりそうです。親の私は、ピヨピヨたちが寝た後、焚火を前に夫婦が語らっている風景に、和みます。
工藤ノリコさんの可愛く優しい色使いが、夜を怖くみせません。自然に囲まれ、皆で迎える夜が暖かく、特別なものであることを伝えてくれています。
ハプニング、皆で料理、初めてのテント、寝袋で寝る・・・キャンプに行きたくなっちゃう、行った気になれちゃう、そんな素敵な絵本でした。きっと毎年シーズンが近づくたびに母娘でこの本を開くことと思います。