「てんごくばす」という題名とやわらかい色合いから、「ばすくんん」や「わんわんバスにのって」のように、涙なしでは読めない絵本かと思いました。
それでも息子がバスの絵本が好きなので、借りてみたところ、ほっこりと暖かくなるお話しで安心しました。
うちの前、しかも、道路の真ん中に捨てられたバスを「わたしたちのバスになるかも」言ったステラ。この言葉のとおり、ステラと友人たちと近所の人達は、それぞれがそのバスを素敵な場所にしていきます。
ところが、ステラの家の庭から少しはみ出していたバスは、自動車のゴミ捨て場に持っていかれてしまうのです。
ステラは戦います。サッカーゲームで!!キーパーが壊れているというハンデを背負いながら、勝つのです。
エンジンの上に巣を作っているすずめのためにがんばりました。
おかげでバスは、空き地に運ばれて、その名のとおりみんなの「てんごくバス」になったのです。