お出かけ前のくまくん、服などをまちがった場所に身につけて、笑わせてくれます。絵本を読みながら子どもたちに「帽子はどこにかぶるの?」と聞くと、絵本のくまくんの頭や自分の頭を指差したりして、どれをどこに身につけるか、ちゃんと理解していました。
腕組みをして考え込んでいたり、困っているくまくんの表情がかわいくて、大人が見ていても癒されます。それに、「かぶる」「はく」「きる」自分ではもうぜんぜん意識しないで使っているけれど、衣類を身につけるのでもこんなにたくさんの言葉があるのですよね。改めて日本語のきめ細かさを感じさせられました。とてもシンプルだけど、奥の深い絵本だと思いました。