富安陽子さんの長編の児童書が大好きなので、この絵本を見つけて借りてみました。
とても陽気で愛情たっぷりのタコの家族が登場します。
タコとうさんとタコかあさんの大好物が、なんとナスビ。
私の愛読書『あたごの浦』の出だしが、お〜けなたこがおなすびを食べに来るところなので、タコにナスビとは、本当だったのかとちょっとした感動がありました。
さて、両親の為に、そして自分がおチビではないことを証明するために、タコのオクトくんは一人でナスビを取りに出かけます。
このオクトくんの冒険の物語です。
オクトくんは、海の外に出るのは初めてと思われますが、知恵を働かせて、とても立派にやり遂げます。
親にとっては、いつまでもおチビちゃんですが、実際には子どもは着実に成長しているのですね。
親としては、そんなことを考えてしまいました。