長女の好きな、ふたごのこねずみティモシ−とサラのシリ−ズです。常々、少女趣味でちょっと苦手と思っていたかわいすぎる絵が、クリスマスの雰囲気にはぴったりで、びっくりしました。
家族で街へ買い物に行ったティモシ−とサラは、もみの木を買って帰り、飾り付けをしたり、お菓子を作ったりして、次の日おじいちゃん、おばあちゃんちへ出かけます。が、あまり気乗りしないふたり。なぜって、クリスマスイブにお家にいないと、サンタさんが来てくれないかもしれないからです。でも、置き手紙をして出かけます。
クリスマスの飾りやお菓子などカントリ−調の絵は、この作者の得意とする分野らしく見ていて楽しいです。でも、それより、私はドライブのシ−ンの風景や、ライトアップされた家々のシ−ンが気に入りました。
大人が読んでも、忘れ物をとりにかえったふりをして、子供達のプレゼントを用意したり、サンタさんがお菓子を食べたような演出をしたおとうさん(もちろん、こどもの夢を壊さないようにそんな場面は描かれていませんよ!)や、ベッドに孫たちとひっくりかえってお話してるおばあちゃんが、ほんわかあったかい気持ちにさせてくれます。