はなこは 1947年タイで生まれ 1949年に日本の上野動物園にやって来ました(メスのアジアゾウです)
1954年上野からゾウがいなかった井の頭自然文化園にやってきました
たったひとりの はなこは淋しく 9歳の時 早朝ゾウ舎に進入した人を死亡させ 13歳の時飼育員を踏み殺す事故を起こし足を鎖で繋がれます(殺人ゾウとまで呼ばれたのだそうです)
すっかりやせてしまった はなこ そんなはなこの鎖をはずした飼育員の山川清蔵さんは 30年にわたりはなこを飼育されたと言うことです
はなこはウンチが出なくて死にそうになったこと それを飼育員の方たちが賢明対処をされたことを知り 感動しました
年をとり歯が抜けると 食べ物もすごく工夫が必要になりましたその努力が 良く分かります
はなこの世話は 「せかいでいちばん 手がかかるゾウ」といわれていました
2016年5月26日はなこは息を引き取ったのです
はなこの一生 それを支えた飼育員の方たちに頭が下がります
たくさんの人がはなこを愛し 2017年5月5日 はなこの銅像が吉祥寺駅前広場に作られたそうです
私ははなこに出会っていませんが 銅像を見に行きたいと思いました
表表紙の はなこの 優しい目がかわいいですね
たくさんの人に読んでほしい絵本です