『ぼく たびにでるよ』
ある日、うさぎはあらいぐまに別れを告げ、死の世界へと旅立ちます。
残されたあらいぐま達が死と向き合い、悲しみを克服していくお話です。
うさぎは重い病気であったようですが、そのことが物語に書かれていないため、最初は内容が分かりにくいように感じました。
最後のねずみの言葉。命あるものの死は避けられないことで、残されたものがいくら願っても甦ることはありませんが、心の中では生き続けることができます。
それは死んだものの生きた証でもあり、残されたものが悲しみを克服していく力にもなるのだと思います。
個人的にはダイレクトなメッセージが好きではないので★1つ。