娘は、グリム童話=グロだと思っている節があり
夏場の怪談を聞くようなこころづもりで聴きはじめたようです。
私はまず、表紙絵の美しさに見せられ、この本を手に取りました。
お話は、男ばかりの7人兄弟が、のろいの呪文でカラスにされてしまい
それを8人目に生まれた娘が助けに行くというお話なのですが
途中、グリム童話らしく、
扉の鍵の替わりに自分の指を切り落とし鍵穴に入れるシーンがあり
娘とふたり「おおー」と思わずうなりました。
これは「グロ」というより、何かの暗示とか戒めとか
大人読みしたら、いろんなとり方ができるかと思うのですが
娘はたんに「残酷なシーン」と受け止めたようです。