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ながいかみのラプンツェル」 ヒラP21さんの声

ながいかみのラプンツェル 絵:フェリクス・ホフマン
訳:瀬田 貞二
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:2023年05月12日
ISBN:9784834002096
評価スコア 4.42
評価ランキング 12,515
みんなの声 総数 18
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  • アレレレレ?

    「ラプンツェル」の話ですが、読み終えて感じたのは「アレレレレ?」
    自分の知っている話とどこか違うのです。
    あの王子様はラプンツェルを探し求めてさ迷い歩いたのではなかったんでしたっけ?
    お話はラプンツェルと王子様が幸せに暮らすところで終わったんじゃなかったでしたっけ?
    瀬田さんの「ラプンツェル」は、かなり内容に変化を持たせています。
    王子様はラプンツェルのいる塔から落とされたとき、ラプンツェルはまだ塔の中にいたのです。
    (自分が知っているのは、ラプンツェルが魔女に追放されてことを知り、失望のあまり自ら飛び降りた王子様なのですが)
    目の前で王子様が塔から落とされたのは、ラプンツェルにとって衝撃でした。
    ラプンツェルは自ら塔から飛び降り、王子様の後を追うのです。
    そして、幸せに暮らしたのでした。
    メデタシ、メデタシ。
    (こちらの方がロマンチックかも知れません)
    この話にはおまけがあります。
    塔に取り残された魔女は、自分で塔から出ることができず、飲まず食わずでリンゴほどの大きさに縮んだところで、大きな鳥に連れられて子どもたちの餌になってしまいました。
    (なんとイソップ物語的な、因果応報の勧善懲悪ストーリー。でも、よく考えたら、どうして魔女は自分で脱出できないの?マヌケな話)
    親切に絵もあるのだから、こういうバージョンがあるのですね。

    ところで、私の知っている「ラプンツェル」は、飛び降りた王子様は盲目になって、何年もさ迷い歩いた末に、ラプンツェルに再会するのです。
    幻想的な話でしたが、不思議なのはその時ラプンツェルに双子の子どもがいたことです。
    何かの象徴のように思いますが、突っ込んで考えると意味深長です。
    瀬田版は、大人のグリム童話を子供向けにアレンジした作品でした。

    投稿日:2011/07/29

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