オーストラリアの庶民の生活を写真で紹介する絵本。南半球で季節が日本と真逆で、植民地や移民の歴史があり、独特の生態系があり、世界一の岩がある国。経済、教育、地域活動、歴史、自然、日本人学校など、様々な角度からオーストラリアの様子を垣間見る。
とにかく何でも巨大。スーパーで売っている食品も、人も、動植物も、家も全部。楽しむための資金稼ぎで働いているような意識が普通にあるらしく、人々はのんびりしていて、夕方5時くらいには仕事を終えて、家族と共に過ごしたり、趣味やスポーツを楽しんだりしている。お洒落な格好をしているけれども、決して高価な服をまとっているわけでもない。いろんな人が住んでいるので、お互いに違うライフスタイルを素直に受け入れ、衝突しないように生活している。
印象的で面白かったのは、現地の日本人学校の小学生の書いた作文。オージーの特徴。おおらかで自分が大好きで、目立ちたがり屋で、人生を楽しんでいて、ちょっぴりチームワークが苦手のようで…日本人が学校で強制される性質とは真逆で、快適な様子が感じられる。
南半球は行ったことがないので、是非とも行ってみたいと思う。巨大だが、味はいまいちというオーストラリアのアイスクリームを食べたり、ビーチで派手な水着を着てのんきに波乗りしてみたりしたい。向こうでは年齢を気にせず、けっこな高齢者も好きな格好をして、人生を楽しんでいるようだから。