新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

  • 笑える
  • 盛り上がる
新刊
ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック

ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック(Gakken)

SNSで話題!すてきな大人になるために大切にしたい「おやくそく」を紹介する絵本。

  • 学べる
  • 役立つ

体験取材! 世界の国ぐに(31) ポーランド」 渡”邉恵’里’さんの声

体験取材! 世界の国ぐに(31) ポーランド 文:佐々木 ときわ
写真:佐々木 ときわ 辻 啓一
監修:高田 昌幸
出版社:ポプラ社
税込価格:\3,080
発行日:2008年03月
ISBN:9784591100745
評価スコア 4
評価ランキング 33,061
みんなの声 総数 1
「体験取材! 世界の国ぐに(31) ポーランド」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • 2008年発行。ポーランドの歴史、自然、小学生の暮らし、村対抗消防運動会、朝市や日曜礼拝。ポーランドに縁のある有名人なども紹介する写真絵本。

    ポーランドといえば、映画を何本か見たことがあるだけで、あまりいい印象がなかった。取材に行った筆者も、1990年ごろに書かれた本を数冊読んで、社会主義時代の物資の欠乏や、物価の上昇、社会の混乱などの暗い話題ばかりだったので、実際の人々の生活を見聞きしてずいぶんビックリした様子が伝わってくる。

    小学校の学習風景や、高校生がアルバイトする様子(自分できのこを摂って来て、朝市で売る!)、日曜礼拝に正装して参加する様子など、微笑ましい情景が印象的だった。
    小さな村の、村人全員が親戚のようなところで、仲良く学校を卒業していく様子や、村対抗の消防技術を競う運動会(男女別)など、独特の行事もあり、面白い。村の消防団に子どもたちも参加して、いざという時には協力して困難を乗り越えるための訓練だという。
    地域の行事に積極的に参加していて、案外、楽しそうなのが印象に残った。

    ポーランドは1度、地図から消えた歴史がある。度重なる戦争の結果、国家がなくなり、ポーランド語を使うことも禁止された時期も。
    ユダヤ人を受け入れていたため、第2次世界大戦中はユダヤ人たちが「絶滅収容所」で大量虐殺された。
    ソ連の支配や、ストライキなど、いろんな困難を乗り越えているのに、人々には暗さがない。
    浮き沈みの激しい歴史を知ると、人々が普段の生活を大切に生きている様子が尊く感じる。

    何故か日本に好意的らしく、古武道(騎士道に通じるものがあるとか)や空手などが人気とか。日本でもショパンやキュリー婦人など有名なポーランド人もある。もっといろいろ知りたくなった。

    このシリーズは、大人も充分読み応えがあり、感心する。

    投稿日:2021/07/07

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「体験取材! 世界の国ぐに(31) ポーランド」のみんなの声を見る

「体験取材! 世界の国ぐに(31) ポーランド」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

いないいないばあ / ぐりとぐら

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • 星の子ども
    星の子ども
    出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
    グリム童話「星の銀貨」の世界をバーナデット・ワッツが描きだす。色彩豊かな美しい絵が名作童話の魅力をひ


絵本ナビがこの冬イチオシ! 『一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション』レビュー大募集

みんなの声(1人)

絵本の評価(4)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット